小泉首相、大曲市入り

参院選・斉藤候補応援に(7月6日・火)

 小泉純一郎首相が6日、参院選秋田県選挙区から自民党公認で立候補している現職の斉藤滋宣氏(51)の応援のため本県入りし、大曲市の県立大曲農業科学館前の駐車場で街頭演説をした。午後6時からの演説会には約3200人(自民党県連)の聴衆が集まり、声援を送った。

 自民党の宣伝カーの上では御法川信英代議士、金田勝年参院議員、そして斉藤候補も合流した。小泉首相は「秋田っていうところはいい所ですね。すごい景観じゃないですか。夕陽と山。何か心安らぐ。秋田と言えば美人、お米、小野小町」と持ち上げ、さらに「大曲は全国住み良さ連続日本一となった。どうですこの空気。いやー。あったかいよ。国会と全然違う。だめだだめだ。辞めろ辞めろ。そういことばっかりだ。国会は」と嘆いて、聴衆を笑わせた。

 そして中国の上海ではイチゴが一個300円で売られたり、北京では青森産リンゴ一個が2000円で売れているなどの例を挙げ、「これからの農業は輸入阻止だけでなく、輸出を考えなければならない。今、中国産の米よりも日本産の米は10倍高い。しかし、高くてもうまいものは売れている。だから、これからは輸出することも考えるべきだ」などと農家の人たちを励ました。そして年金の問題では「高齢者がどんどん増え、若い人は減っていく。これでは社会保障制度は持たない。だから高齢者と若い世代が対決しないようなより良い制度を作っていく。経済界、労働界から強い要望があった」と改革への理解を求めた。

 自衛隊の多国籍軍への参加決定への批判に関しては「国際社会全体がそれぞれの国の立場でふさわしい支援に取り組もうとしているときに、『野党とも相談しなくてはならないので、1、2カ月待ってください』などと言っているようでは、日本の総理大臣は信頼されない。イラクに対し人的、資金的援助を続けることが国際社会の信頼を得ることにつながる」と強調した。

 科学館前の駐車場は聴衆でビッシリと埋まった。一方で警備陣の多さに聴衆はビックリした様子だった。だが小泉首相の「不良債権処理」、「ようやく改革の芽が出てきた」、「改革なくして成長なし」などという決まり文句を聴くと「さすが話しがうまい」と満足していた。