隣の中央公民館で自主事業ポスター展
バレエ、交響楽団、内田有紀など人気俳優も来ました(7月9日・金)
大曲市民会館は6月でオープン10周年を迎えた。これを記念して市民会館自主事業ポスター展が同会館に隣接する中央公民館ホワイエで開催されている。同会館ではオープン以来、年4回から6回にわたって自主事業を企画、運営してきた。ポスター展はその10年の歩みを語っている。
市民会館は1994年6月にオープンした。歌舞伎など芝居の公演では役者の生の声を聞きやすいようにと客席とステージの距離を可能な限り近くするため、3階建てとした。客席は998。
そのオープンを祝って最初に開かれたのはロシアのグリゴロービッチ・バレエの「くるみ割り人形」だった。華麗なロシアバレエは満員の観衆に大きな感動を与えた。そして松竹歌舞伎、新日本フィルハーモニー交響楽団、母と子のためのピアノコンサートがその年には開かれた。地元で豪華絢爛な歌舞伎や著名な交響楽団の演奏が聴けるとあって市民会館の誕生は大きな喜びと感動を与えた。
その後も劇団四季の「赤毛のアン」やアルフレッド・ハウゼ・タンゴオーケストラ、東京交響楽団(95年)、松竹花形歌舞伎、レニングラード国立歌劇場管弦楽団の演奏、俳優・内田有紀のコンサート(96年)、リチャード・クレイダーマン、春風亭小朝、東京フィルハーモニー交響楽団(97年)、中村雅俊、劇団四季ファミリーミュージカル「九郎衛門」、ミュンヘン室内オーケストラ(98年)など自主公演は続いた。
前進座の「赤ひげ」公演(01年)、ベンチャーズの演奏(同)、浅利香津代ひとり芝居(02年)などの公演もあった。
しかし、最近の悩みは客の入りが伸び悩んでいること。昨年9月の読売交響楽団の演奏会には350人の観客しか入らず、2階、3階はがら空きとなった。12月のカウント・ベイシー・オーケストラも半分の入りだった。
自主事業ではなかったが日ロ文化交流委員会と大曲市文化事業協会共催で6月に開かれたロシアバレエフェスティバルでは300人の観衆にとどまった。そして7日の松竹大歌舞伎も650人と満席にはほど遠かった。クラシック音楽やバレエなどはオープン当初は珍しさもあって客を呼んだが、最近は「一度観たから」と敬遠されがちという。
しかし同会館では「クラシック音楽でもバレエでも熱心なファンもいて、いいものだと横手市や湯沢市からも来てくれる。しかも大曲市民会館は音響効果も優れていると評価されており、これからもクラシック音楽もバレエも企画し、呼んでみたい。同時に市民の要望を聞きながらいろんなジャンルの企画を考えたい」と話す。ポスター展は8月31日まで。