神岡町長選告示

今野町長、4選に向けて立候補

市町村合併、仕上げの期待を担う=無投票当選が確定(7月13日・火)

 任期満了(8月1日)に伴う神岡町の町長選は13日告示され、午前8時半の立候補受け付けと同時に現職の今野正彬町長(66)=同町神宮寺字下金葛=が4選に向けて届け出た。他に動きがなく、午後5時の締め切りと同時に今野町長の無投票当選が確定した。

 役場近くに設けられた選挙事務所では午前8時半から出陣式が行われ、御法川信英代議士をはじめ栗林次美大曲市長、仙北郡内の町村長や原盛一、大野忠右エ門の両県議ら来賓や町民ら約200人が詰めかけた。

 佐々木宮廣後援会長はマイクを握って「今野町長は3期12年間で自分の仕事はなし遂げたと言うが、市町村合併というけじめが残っている。町の指針を定めてもらうと一番大きな宿題を残して町長を辞めてもらうわけにはいかない」と出馬の意義を訴えた。高橋利雄総括責任者も「12年間で公約のほとんどを実行したが、市町村合併という最後の仕上げもやってもらわなければいけない」と支持を求めた。

 御法川代議士は「最初の選挙は激しい一騎討ちとなったが、2期目、3期目は無投票だった。町民からの信頼の大きさの結果だ。合併と言う大きな仕事が残っており、任せられるのは今野町長しかいない」と持ち上げた。原県議、仙北郡町村会長の佐藤清雄田沢湖町長、田口宏暢南外村長、そして栗林大曲市長らの激励が続いた。

 最後にマイクを握った今野町長は義美夫人と共に檀上に上がり「合併によって神岡町の名は消え、大仙市となるが神岡町、大曲仙北の発展のため、これまでの経験を生かして全力を尽くしたい。皆さん方の幸せ、この町に住んで良かった、この町に住みたいと言われるような町づくりを目指したい」と抱負を述べた。

 今野町長は詰めかけた町民らと握手を交わした後、選挙カーに乗り込んで夕方まで町内を一周し、立候補のあいさつをする。

 今野町長はこの12年間で二つの小学校の改築や道の駅「かみおか」や「少年野球発祥の地」として全国で初めての野球資料館を兼ねた多目的集会施設「嶽友館」の建設、町民待望の「かみおか温泉『嶽の湯』」をオープンさせ、今年は役場庁舎の改築など大きな業績を残している。

 任期は来年3月22日の合併まで約8カ月しかないが、公共下水道事業に着手すると同時に幼・保育園一体の園舎の建設や高齢者支援ハウス、町営住宅40戸の建設も計画している。こちらの方は合併後の大仙市の建設計画にも盛り込まれた。JR神宮寺駅も町独自の事業で改築することにし、合併後の事業として計画に入れている。

 当選が決まった今野町長は午後5時10分、選挙事務所に戻って出迎えた市町村長らとガッチリ握手。そして「町民は今度の合併に期待しており、この町に住んで良かった、この町に住みたいと思われるよう残された任期を全力投球したい」と抱負を語った。

 1959年3月、秋田短大卒。2年間、町役場臨時職員として勤務後、64年4月に職員採用。学校教育課長、社会教育課長、産業課長、総務課長などを経て92年6月に退職して町長選に初出馬。一騎討ちを勝ち取った。