大曲直売所「菜果真」がオープン
農家の主婦たち=新鮮、安全、安心の農産物販売へ(6月1日・火)
大曲市内の農家の主婦たちが採れたての野菜などを直売する「菜果真(なかま)」が、1日午前8時からオープンした。新興住宅街の田町に設けたビニールハウス内での販売が「菜果真」のチャームポイント。消費者に自分たちの農業の素晴らしさを伝え、安全で新鮮な旬の味を届け、農村女性としての起業を目指そうと市内の農家の主婦17人で結成した直売組織。11月上旬までの季節販売所で、今年で8年目を迎えた。
会長の山田アイ子さんの夫が所有する土地600平方メートルを借用してビニールハウスの販売所を設け、会員が持ち寄ってくる惣菜や漬け物、野菜、果物、花、山菜などを直売するもの。朝に採れたばかりの新鮮な野菜の販売だけに消費者も「作った人たちの顔が見られ、安全で安心な買い物ができる」と好評だ。
午前7時45分のオープニングでは菜果真のメンバー17人全員がピンク色のエプロンで勢ぞろい。山田会長は「JA秋田おばこや行政の協力で『菜果真』も八年目を迎えた。お客さまからいろんなことを学び、勉強もさせてもらった。これからは単に売るだけでなく、ここから何かを発信する場とするため生ごみを堆肥にする環境に優しい循環型農業にも取り組みたい。そして笑顔、元気を120%発揮して喜んでもらえるお店にしよう」と呼びかけた。大曲市からは藤原正吾農政課長やJA秋田おばこからは斎藤良悦大曲支所長らがお祝いに駆けつけた。
「いらっしゃいませ。よろしくお願いします」の掛け声でオープンすると同時に待ち受けていた買い物客がドッとハウス内に入ってニラやカリフラワー、キュウリなどの野菜から山菜、漬け物、花、手作りの菓子などを買い込んでいた。商品の一つひとつには会員の名前と住所、電話番号まで書いた値札が付けられてあって買い物客は「真心が伝わってくるようだ」と目を細めていた。店内には食べ物以外にもアケビつるで編んだかごなど手芸品も展示され、昨年よりバラエティに富んでいた。
この日は初日とあってビニールハウスの外に張ったテントでは買い物客にお茶や鉢物のプレゼントもあった。顔なじみとなった客も多く、「今年もよろしくお願いします」と菜果真のメンバーたちはレジで笑顔を振りまいていた。今年も採りたての野菜や加工品などを注文に応じて地方発送もする。
昨年から菜果真ではコンポストを敷地内に置き、買い物客でもある堆肥化協力員が持ってきてくれた生ごみを回収して、野菜や花作りの堆肥として使う循環型農業に取り組んでいるが、今年はその堆肥を使ってのこだわりの野菜作りに取り組むことにした。直売所は毎週月曜日休みで、午前8時から正午まで。問い合わせは0187─62─2840(山田さん)へ。