大曲市の6月議会始まる

04年度補正予算など11議案上程

栗林市長が市政報告=大曲橋架け替え、設計段階へ(6月7日・月)

 大曲市の6月定例議会は7日本会議を開会、栗林次美市長が市政報告をした後、会期を23日までの17日間と決定。条例案1件、04年度一般会計補正予算など予算案5件、承認を求める専決処分報告4件、それに字の区域変更で議決を求める案件1件の合わせて11議案を上程した。また「不必要な農薬の使用を助長する農産物検査制度の見直しを求める」「JR不採用問題の早期全面解決を日本政府に求める」などの陳情・請願合わせて9件が上程された。

 条例案は内小友の総合公園内に管理棟を備えたテニスコート12面の整備が完了したことから、市内の既存コートを見直し、雄物川河川緑地運動公園のテニスコート2面の維持管理費など費用対効果を勘案して、廃止の手続きを取るもの。

 04年度一般会計補正予算は1億750万4000円。補正後の累計額は168億255万6000円となる。補正による主な事業は市民課窓口をローカウンターとし、市民も椅子に座ったまま手続きを取れるようにするための窓口設置経費として122万円、追分会館の屋根補修工事と四ツ屋水呑場会館新築工事への補助金として505万円、県補助事業費の採択に伴い種苗交換会会場整備支援事業費として545万円、ねむのき駐車場改修工事費として3721万円、それに市道新設改良費として1533万円、四ツ屋小学校運動場整備及び前庭の工事費として9443万円など。

 一方で一般会計からの繰り出しが求められていた下水道事業特別会計への7390万円の出資が、厳しい地方財政から国が新たに創設した市債(市の借金)制度を活用することで一般会計からの繰り出しの必要がなくなったため、その分を減額補正した。

 このほか、県の委託を受けて大曲小学校に子どもと親の相談員を配置して不登校対策を行うと同時に大曲西中学校には「心の教室相談員」を配置する経費を補正で計上した。

 栗林市長は市政報告で「新たな制度下での米の生産調整は市の生産目標数量の1万5823トン、26万3700俵余りの国からの割り当てに基づき、作付け率69.5%、転作率30.5%で各農家に通知したが、5月末現在の転作面積は1143ヘクタールとなっている」と報告した。県が施行する「大曲橋(通称・金谷橋)」は「04年度新規補助事業として採択され、今年度は道路、橋梁の設計と地質調査、路線測量、用地測量及び建物調査を実施し、新橋架け替えルート変更のための県都市計画審議会を経て変更手続き終了後、地元説明会が行われる」と述べた。

 1月から全日曜開館を実施し、4月からは開館時間を午後7時まで延長した大曲図書館の利用状況については「前年4、5月と比較して23%増の5507人の利用となっている」と報告した。今月21日から7月16日まで内小友地区の中田、宮林、大嶋集落と四ツ屋地区の新谷地、了徳、水呑場及び原野集落の60歳以上を対象に試験運行する新たな地域交通システムとしての「乗合タクシー」については3日現在までに124人からの希望登録があったと述べた。

 また秋田県警では社会構造、治安情勢の変化に対応した地域社会実現のため組織機構の再編整備を実施するが、同市の場合、内小友駐在所と大川西根駐在所を統合し新たに(仮称)大曲西駐在所を、藤木駐在所と角間川駐在所を統合して(仮称)大曲南駐在所として設置する方針であると大曲警察署長からの説明があったと報告した。廃止される駐在所は警察官連絡所として当分の間、存続させる計画だという。

 議会はこの後、15日まで休会し、16日と17日に一般質問が行われる。質問予定者は次の通り。敬称略。

 ◇16日=熊澤龍雄(新成会)、大坂猛夫(政友会)、小山誠治(社会クラブ)、佐藤文子(共産党)
 ◇17日=大坂義徳(新成会)