警察組織再編整備計画を示す
委員、将来の状況に応じて組織の見直しを要望(6月14日・月)
大曲警察署協議会(高橋幸悦会長・委員12人)が14日、同署で開かれた。同協議会は警察業務に民間の声を反映させたいと警察業務改革の一つとして発足したもの。協議会には警察側から高橋三郎署長以下幹部6人、委員は11人が出席した。
今回は来年4月1日実施に向けて検討されている「県警察組織機構再編整備計画」をテーマに協議した。警察署の再編整備計画は犯罪の凶悪化、スピード化などに迅速に対応するために警察組織全体を見直すことになったもので、現行17警察署を再編し、15警察署にする。また交番は現行40を49交番に増やし、駐在所は190を100駐在所に減らす。
大曲署管内では現在の大曲駅前と西仙北町、六郷町の3交番を再編後は協和町の船岡、淀川、峰吉川の3駐在所を統合し、協和交番にし警察官4人の交番体制とする。一方、駐在所は現行26を13へと半減させる。
高橋署長は「これから心配なのは外国人グループによる凶悪犯罪だ。彼らは人の命を何ら抵抗なく奪っている。そうした犯罪にどう対応するか真剣に考えている」などと述べ、組織機構再編と同時に「機動力を駆使したパトロールの強化。そして退職警察官や地域住民の協力を得て、交番相談員を委嘱して空き交番をなくすよう努力したい」と報告。さらに協和町の3つの駐在所は統合して協和交番になるが、「協和町は国道13号、46号が走っており、秋田市との境界。秋田、角館町方面で発生した犯罪を協和町で阻止する体制としたい」などと説明した。
駐在所の再編計画によると西仙北町宿駐在所は統合し、強首駐在所に。神岡町北楢岡駐在所も統合し、神岡町駐在所に。南外村南楢岡駐在所も統合し、南外村駐在所に。大曲市の内小友・大川西根駐在所も統合し、(仮称)大曲西駐在所に。角間川・藤木駐在所も統合して(仮称)大曲南駐在所となる。四ツ屋駐在所はそのまま。仙南村駐在所は変わらないが現行3人体制が2人体制となる。仙北町の横堀駐在所は統合し、仙北駐在所となる。太田町の太田と長信田駐在所はそのまま。
一方、市町村合併で来年3月22日には大仙市に入る中仙町はこれまで角館署管内になっていたが、合併後は大曲署管内へと編入される。そして中仙駐在所と(仮称)豊成駐在所が置かれる。角館警察署の2交番はそのままだが、駐在所は現行11が5となる。
こうした駐在所の統合・再編は既に各市町村長には説明済み。高橋署長は「各市町村長とも駐在所があってこそ治安が守られており、それがなくなるのには不安を抱いている。それはもっともなことだ」と理解を示した。
委員からは「機動警ら係が増えるということであればパトカーの増配置を望みたい」、「住民は元の駐在所に警察官が住んでいると思うだけで安心感を得る。警察官連絡所を活用して不安を払拭してもらいたい」、「今回の計画案は現段階ではベストだと思うが、見直しが必要だと判断した時には見直しの検討もする英断を望みたい」、「犯罪をなくすには住民の協力も欠かせない。そのためにも今回の再編計画を地域住民にも理解してもらうよう説明を徹底し、住民と警察とが触れ合う機会とすべきでないか」などの意見が出た。