新市の名前は「仙北市」に決定
みちのく市など投票で選んだ名前は使わず(6月16日・水)
田沢湖・角館・西木合併協議会(会長佐藤清雄田沢湖町長)の臨時協議会が16日午後1時半から田沢湖町の総合開発センターで開かれ、懸案となっていた3町村合併後の新市の名前を「仙北市」とすることで決まった。
先月31日に開かれた第12回協議会では新自治体の名称を候補作品10点から5点以内に絞り込む一人1点の投票が行われ、みちのく市(10点)、角館市(8点)、田沢湖市(7点)、北の都市(2点)となっていた。
しかし、この候補名で協議に入ると委員からは「得票数が拮抗しており地域感情や意見の対立に発展しかねない」、「既存地名以外のものはもう少し掘り下げた議論が必要」などの意見があってまとまらなかった。また「みちのく市」という名称に根拠がないなど歴史学者からのクレームもあった。
この日の臨時協議会も名前の審議を巡って会議は何度か中断。最終的に3町村長と議会の正副議長、特別委員長が別室で協議の結果、投票で選ばれた4つの新市の名は使わないことにし第2次審査で残った「北浦市」、「北浦おばこ市」、「北浦こまち市」、「仙北市」の中から「仙北市」を新市名とし、協議会に諮った。その結果、出席した27人の委員全員の合意を得て「仙北市」と決まった。
議員の在任特例については新市の議員定数は24とし、05年3月までに合併した後、現3町村での議員56人を同年10月末までの7カ月間在任させる案が了承された。
関係者は「田沢湖と言う名も、角館と言う名も観光地として捨て難い名前だったがこれにこだわっていたら合併も危ぶまれた。仙北郡の3町村であり『仙北市』と言う名はどの町村にも傷つかない名前だと思う」と話す。佐藤会長は「合併するという前向きの意識があったからまとまれた」と名称決定にホッとした表情だった。
これによって仙北郡内14市町村が3つに分かれた合併の動きは大曲市とその周辺7町村による「大仙市」、千畑町・六郷町・仙南村の3町村による「美郷町」、そして田沢湖・角館・西木の3町村による「仙北市」と名前が確定した。