大曲市とJA秋田おばこ、農業共済組合、大曲商工会議所
東北最大の農業祭=100万人以上の人出で活性化期待(6月24日・木)
大曲市を会場に今秋、開催される本県農業の最大イベント「第127回秋田県種苗交換会」の成功に向けて運営母体となる種苗交換会大曲市協賛会の設立総会が24日、市役所大会議室で開かれた。協賛会は大曲市とJA秋田おばこ、仙北農業共済組合、大曲商工会議所をメーン団体に組織され、関係者約50人が出席した。
総会で栗林次美市長は「秋田県種苗交換会は歴史と伝統のある東北最大の『農業祭』である。昨今の農業を取り巻く情勢は、米政策改革大綱の施行やWTO農業交渉の行方、食料・農業・農村基本計画の見直しなど大きな変革期を迎えている。市町村合併を控え、大曲市としては最後の開催となるが、この交換会を活力ある地域経済を目指す絶好の機会と捉え、農業、商業、工業などの産業界を含む地域全体で取り組みたい」と述べた。
事務所は市役所内に置かれ、収入役を本部長とした総務部、産業環境部、福祉保健部、建設交通部の各部からなる協賛会運営本部機構が組織された。
また市では協賛会への負担金として2000万円を出資、加えてJA秋田おばこ、仙北農業共済組合、大曲商工会議所などからの協賛金合わせて4700万円を予算化。さらに6月定例議会では同交換会の会場整備支援事業費として545万円の補正予算を可決している。この予算は緊急雇用対策事業として会場整備、駐車場への誘導など交通整理を委託するもの。
交換会は10月29日から11月4日までの1週間、市民体育館を主会場に、武道館、市役所東側駐車場、中央公民館、市民会館、産業展示館、農業科学館、雄物川河川敷などを会場に開催される。市民体育館では農産物の展示と学校農園祭、武道館ではJA関係の展示、市役所東側駐車場では農工商フェアの物産販売、市民会館では音とおどりフェスタやクボタ民謡お国めぐりなどを開催。産業展示館では市制施行50周年記念写真展、茶道お点前披露が予定されている。農業科学館では高校産業教育フェア、雄物川河川敷では農業機械化ショー、農産資材展、石材、植木、苗木市や露店による物産販売が行われる。また四ツ屋地区の東北農業研究センター水田利用部では11月1日と2日、同センターの開放デーとして公開する。
この交換会に合わせて県立大曲農業高校も例年の大農祭を2週間遅らせ、駅前から同校までの仮装行列を10月30日の土曜日に実施することにした。
種苗交換会は明治11年(1878年)に始まった。大曲市での開催は大曲町時代を含め、過去11回開催され、今回は11年ぶり12回目。前回は県内外から95万人の観覧者を集めたが、大会本部では市街地への誘客を図るなどにぎわいを創出し、100万人以上の人出としたいと花火通り商店街と歓迎事業などを協議している。同本部で期待するのは大農の生徒による伝統の仮装行列。「学校の好意で例年より2週間遅らせ、交換会に合わせてくれた」と本部では感謝する。また駅経由の巡回バスの運行などで来客の利便性を高めたいとしている。駐車場は16カ所に一般車で5200台分、大型車120台分のスペースを確保する。
巡回バスは駅から各会場へと走るバスと農業科学館から河川敷会場、そして市民体育館への2コースを設け、平日で30分おき、休日は15分おきに出す。
設立総会では役員を次のように決めた。
◇会長=栗林次美大曲市長
◇副会長=仲村力夫市議会議長、澁川喜一JA秋田おばこ組合長、佐々木順吉仙北農業共済組合長、高柳恭侑大曲商工会議所会頭