大曲仙北ハーモニー懇話会
教育現場、企業、家庭への提言案をまとめる(3月5日・金)
県仙北地域振興局では大曲仙北地域における「男女共同参画社会づくり」を推進するための「大曲仙北地域ハーモニー懇話会」を2年前から3回にわたって開催し、意見交換をしてきたが、5日の最終懇話会で男女共同参画社会づくりへの「提言案」をまとめた。案では「パートナーシップが育む 豊かな発想 生き活き未来」をキャッチフレーズに子育ての面では行政側が積極的に一般企業の従業員の子育てに対する環境整備の促進や理解を得られるような働きかけを行うなどの意見があったことを紹介。そして教育現場での取り組み、企業における取り組みなどを提言している。今月中に各委員からの承諾を得て確定した提言を印刷、各市町村役場や教育委員会、小・中学校と高校、企業へと配布し、男女共同参画社会づくりを呼びかける。
懇話会は鈴木峰晴県仙北地域振興局長を会長に行政関係代表として坂本茂弘六郷町長、教育関係から笹元嘉辰大曲市教育長、それに婦人団体、企業代表の14人の委員で構成され、活発な意見交換が行われた。
その結果を提言案としてまとめたもので「市町村や県の取り組み」については「各市町村での審議会や委員会に意欲のある女性が出て来られるよう公募制を取るべきだ」などと求めている。
また「地域と行政の連携」については地域における男女共同参画社会づくりの推進的役割を担う「FF推進員(FF=フィフティー・フィフティーの略)」と連携し、行政も積極的にバックアップするよう求めている。さらに「子育て支援」については「行政が主催する会議は、子育て世代も参加しやすいよう託児サービスを提供すること。一般企業に勤務している人への子育て支援として、行政側が積極的に従業員の子育てに対する環境整備の促進や理解が得られるよう働きかけを行うなどの要望が出された」などの意見紹介をしている。
そして教育現場には男女共同参画の根本となる「人権教育、人間尊重の教育を続けていくことこそが確実な実現につながる」と提言している。さらに働くことで精いっぱいの若いお父さんやお母さんたちには幼稚園や保育園、学校のPTAや行事などの機会を活用して男女共同参画に向けた意識啓発を進めるべきだとしている。
一方、企業の取り組みについては「縫製工場の工場長に女性を登用した結果、品質や納期面での成果があったほか、職場全体の雰囲気が良くなった」などの事例を紹介し、「出産育児休暇を取得しやすい環境づくりを進めることや出産育児休暇を取得する場合は代替え要員の補充や退職しても出産育児後の復職を可能とすることで優秀な即戦力となる人材を確保できるのではないか」と提言している。
さらに家庭における取り組みについては「男は仕事、女は家庭」と言った性別による決めつけは望ましくないとしながらも、家庭側からのアプローチも重要であるとしている。