ごみ処理、生活排水処理計画を審議
分別収集で「燃えないえごみ」は減少(3月19日・金)
大曲市廃棄物減量等推進審議会(会長・高柳恭侑大曲商工会議所会頭)が19日、市役所で開かれ、04年度のごみ処理実施計画案と生活排水処理実施計画案を審議し、了承した。同審議会は環境衛生推進協議会や消費者協会、行政協力員、会社経営など民間の委員11人で構成されている。
始めに高柳会長が「市の報告では可燃ごみの量も上半期だけで104%と増えている。中でも紙ごみが増えており、これをどう減らしていくかが課題だ。スーパーでの過剰包装も一層、減らす努力をしなければならない」などとあいさつ。続いて市環境課が04年度ごみ処理実施計画と生活排水処理実施計画案をそれぞれ説明した。
市のごみ処理実績によると01年度は「可燃ごみ」が1万6083トン、「不燃ごみ」は1881トンだった。02年度ではそれぞれ1万6259トンと1257トンだった。03年度はまだ2、3月分の実績が入ってないため推計となるが可燃ごみで1万6742トンとなる見込み。不燃ごみは1269トンと推計している。可燃ごみは増加の傾向にあり、不燃ごみは減少となっている。
不燃ごみが減ったのは01年11月から新しいごみ処理施設が稼働、それと同時に「燃やせるごみ」「燃やせないごみ」、そして資源ごみ(ビン・缶、ペットボトル、古紙)と仕分けし、分別収集に踏み切ったのが功を奏した。
市では04年度のごみ排出処理計画で可燃ごみは1万6336トンと03年度より1%減を目標値に挙げた。また不燃ごみは1257トンと想定し、資源ごみは1654トンとした。また生活排水処理実施計画では生し尿処理は1万4053キロリットルと03年度に比べ450キロリットル減と推計した。一方、浄化槽から出る汚泥は03年度見込みが9395キロリットルだったのを、04年度は9432キロリットルと推計した。これは浄化槽の普及でし尿くみ取りが減少し、浄化槽汚泥が増加していると観たもの。市では浄化槽は生活雑排水とトイレのし尿を一緒に処理し、浄化槽を通過して放流される水は下水道で処理された水質と同程度となり、環境に負荷をかけないため、1997年から浄化槽の設置に補助金を出している。これまでに561基の設置があった。
審議会では「広報と同時に秋田県の広報や交番の広報などが一緒に配布され、とても目を通している暇がない」と市からの「お知らせ」を果たす役目を持つ広報の配達に工夫を求める声が出た。同時に「ごみ袋」にまだ名前を書かずに出す人や「燃えないごみ袋」に資源ごみとして分別しなければならないジュース缶などが混じっているとマナーの悪さを指摘する声があった。
またごみ集積箱のない場所だとカラスが「ごみ袋」の中の食べ物を荒らして散乱させており、早急な対策を求める意見もあった。市によるとごみ集積所は790カ所あるが、市街地の商店街中心に130カ所が「置き場所がない」などの理由で、路上に置くだけの状態になっているという。このため市では集積所の設置に補助金も出すので協力を得られるよう努力したいと答えた。さらにごみの減量化には台所から出る生ごみの「水切り」と分別をしっかりすべきだと市民への啓蒙を求める意見も多くあった。