酒遊サミットinなんがい

楢岡焼き体験なども

そして酒と料理を囲んで春を楽しむ粋な計らい(3月22日・月)

 自然と語らい、人と語らい、酒と語ろうと21日、南外村のコミュニティーセンターで「第6回酒遊サミットinなんがい」が開かれた。村の酒蔵「出羽鶴酒造」を核に大曲仙北自然酒の会(会長・田口暢宏南外村長)が、地域おこしを図ろうと始めたもので今回で6回目。

 大曲仙北をはじめ横手市や秋田市などから合わせて100人ほどが参加。コースによって楢岡焼きで焼き物や窯出しを体験。そして出羽鶴酒造を見学、コミュニティーセンターで羽後町に伝わる郷土芸能「野中吉田人形芝居」を楽しんだ後、旬の料理を囲んで絞りたての日本酒「楢岡城」や「ふきのとう」、「松倉」などの銘酒を楽しんだ。

 会員制の限定酒「楢岡城」は村の農家が低農薬栽培した酒米「みやまにしき」を素材に貝の化石層からわき出る水を仕込み水として、杜氏たちが昔ながらの山廃仕込みで醸した自然酒。サミットは村の自然を楽しみ、絞りたての「楢岡城」を楽しもうと始まった。

 参加者たちは秋田弁を交えて演じられる「人形芝居」の素朴なユーモアに大笑いしたあと交流会場へと移った。

 田口村長は「村には自然がいっぱいある。それこそ宝の山だ」と村の自然を自慢、そして「酒はいいものを持っている。人との付き合いの潤滑油の役目を果たし、伝統や文化も酒から生まれる。このサミットだけは市町村合併となっても継続できるよう皆さんの協力をもらって大事にしたい」と訴えた。

 続いて出羽鶴酒造の伊藤辰郎社長が絞りたての楢岡城を「酒米の『みやまにしき』は一等米の出来ばえだった。そのいい米のおかげで酒もまろやかで飲みやすい味となった。米を栽培して下さっている村の農家の人たちに感謝したい」とお礼を述べた。そして伊藤社長から自然酒「楢岡城」が田口会長、会員代表へと受け渡された。

 その絞りたての「楢岡城」で乾杯し、テーブルに出された鯛(たい)の刺身や「ばっきゃみそ」など旬の山菜や鍋物を味わいながら、酒談義を楽しんだ。