国道341号玉川─八幡平

試験除雪結果を検討

ロードヒーティングなど安全策の課題探る(3月30日・火)

 秋田県では国道341号の田沢湖町玉川から鹿角市八幡平柳沢までの延長9.5キロの通年通行の可能性を探るため、試験除雪をこの冬から実施しているが、このほどその4回目の「試験除雪連絡協議会」が田沢湖町役場で開かれた。会議には仙北、鹿角両地域振興局建設部職員、県警本部交通規制課、角館、鹿角両警察署、除雪作業者ら30人が出席。昨年12月4日からロータリー車と除雪ドーザー、それに凍結防止剤散布車、グレーダーを動員しての試験除雪の結果やこれまで4回にわたって実施された車両試験走行結果などが報告された。その結果、来年度も引き続き試験除雪を行って、冬期通行の安全策などを検討することにした。

 協議会ではまず現地の気象観測結果が報告されたが、最高積雪量は玉川で4.1メートルとなり、最低気温もマイナス16度が観測されるなど厳しい自然環境にあることが分かった。その上で除雪オペレーターの日報も報告されたが、3月21日まで96回の出動となり、その間、雪崩が1回、地吹雪25回、吹きだまり78回、スノーシェルターから雪が道路上に被ってくる「巻きだれ」が25回あったという。また法面からの落雪も19回記録された。

 そして1月から2月は朝1回だけの除雪では通行が困難で、特に2月中は通行に支障を来す日が3分の1程あったとされた。しかし、除雪そのものが困難な日はほとんどなかったと言う。

 一方、試験走行でのアンケート調査では吹雪で視界不良となり、そのための視線誘導標の設置やスノーシェッド(雪崩よけの覆い)やスノーシェルター内は雪で覆われ、内部が真っ暗になるため照明設備が必要、また橋の上はアイスバーン状態となり車は止まると走れない状態となるためロードヒーティングなどの設置も必要とされた。同時に急カーブや急勾配の道路には凍結防止剤の散布も必要との意見もあった。県では今年だけの試験除雪で判断は無理であり、来年度以降も気象観測や試験走行を実施して安全施設の対応などを検討した上で結論を出したいとしている。