田沢湖・角館・西木合併協議会

「新市名」・「在任特例」いずれも継続協議

みちのく市、角館市、田沢湖市、北の都市の4点に絞る(5月31日・月) 

 第12回田沢湖・角館・西木合併協議会(会長佐藤清雄田沢湖町長)が5月31日、角館町の広域交流センターで開催され、協議会発足当初から継続協議となっている新自治体の名称(新市名)と議員の在任特例の取り扱いについて集中協議を行った。その結果、新市名の第3次選定は候補作品10点から5点以内に絞り込む一人1点の投票が行われ、次の4点が決まった。

 みちのく市(10点)、角館市(8点)、田沢湖市(7点)、北の都市(2点)

 ※投票者総数27点。無効票0票。仙北地域振興局長欠席。

 この結果を踏まえ協議に入ったものの、委員からは「得票数が拮抗しており地域感情や意見の対立に発展しかねない」、「既存地名以外のものは(類似地名、呼称がないかなど)もう
少し掘り下げた議論が必要」、「現段階では全会一致の決定は望めない」等の意見が多数を占め、6月16日に臨時会を開催し、最終選考することになった。第2次選定でトップだった「田沢湖角館市」は、第3次選定で消えた。

 議員の在任特例の取り扱いについては、事務局提案の「平成17年10月31日まで在任。その後24人の定数で選挙」を各議会が受け入れられるか、休憩を何回もはさみ約2時間半、延々と協議を繰り返した。当初、在任特例に強硬な反対を示していた角館町議会が、前回の協議会で「合併を成就するためには事務局提案を受け入れる」と歩み寄りの姿勢を見せたため、田沢湖町、西木村議会が一旦持ち帰り今回決定する予定だった。西木村議会は協議会の決定に従うと発言したのに対し、田沢湖町議会は協議会の決定に従うところまで意見集約できなかったと発言したことから紛糾した。

 「協議会の決定に議会が従えないのなら、合併の成否にも影響するのではないか」(角館町議会)、「議論は尽くした。採決して欲しい」(西木村議会)、「民間サイドから見ると議会も大改革が必要」、「(議員は)合併後の新市を見届けるのではなく、法定協議会ができたときから地域に情報を提供するなど精力的に活動すべきではないか」、「同一町民として、決断をできない議会代表には残念な思いがする。他の議会と比較して甘い」(民間委員)といった意見が相次いだ。

 結局、収拾を図るため、新市名が協議される6月16日に、必ず決着するとの条件を付して継続協議とした。

 新市名や在任特例の動向を注視した約80人の傍聴者からは、「8月の西木村長選挙、10月の田沢湖町長選挙が少なからず影響しているのではないか」と今後の先行きを不安視する声も聞かれた。