大曲市で火災

花園町=火元から男性2人の遺体(11月8日・月)

  8日午前3時55分ごろ、大曲市花園町5番12号、露天商・菊地英治さん(57)方から出火、木造一部二階建て109平方メートルの住家を全焼、道路を挟んで向かいの家3軒と車を焦がして同4時55分ごろ鎮火した。

  この火災で火元から菊地さんと菊地さんの父で無職・喜代助さん(90)と思われる焼死体が発見された。大曲署で遺体と死因を確認するため秋田大学医学部で司法解剖している。原因は捜査中。

  同署によると新聞配達員が一階部分から火が出ているのを発見、火事ぶれしながら110番通報、警察から消防署に連絡が入った。現場は大曲小学校近くで旧国道13号沿いの住宅密集地。通報と同時に大曲仙北広域消防から8台の消防車と地元消防団のポンプ車2台が駆けつけ消火に当たった。火元近くの歩道橋下に防火水槽もあり、水利は良かった。

  配達員と一緒に火災を発見した人は「ボーンと爆破音がして駆けつけたら、炎が上がっていた。中に人がいると思って『起きれ!起きれ』と叫んだが人の気配は感じられなかった」と話す。

  火元向かいに住んでいる佐々木俊勝さん(67)も「午前4時前に新聞が配達され、間もなく表で人が叫んでいる声がしたが気持ちが悪くて出るのを控えた。4時過ぎに犬の散歩に出かけようと玄関のカーテンを開けたら真っ赤になって燃えており、驚いて飛び出した。もう火の手が回っていて手の付けられる状態でなかった」と話す。


  83歳になる菊地さんの母は老人ホームに入居している。菊地さんの家は建ててから20年以上になる。祭典などがあればオモチャを販売する店を開いていた。現場には露天商仲間も駆けつけ「いいやつだったのに」と亡くなった菊地さん親子をしのんでいた。