雄物川堤防道路=大曲市
野生のキツネ、車にはねられる(11月11日・木)
交通死亡事故発生!。と言ってもキツネのお話─。11日朝、大曲市藤木大保の雄物川右岸堤防でキツネの遺骸が見つかった。「車にはねられたものと思うが、野性動物だし、このまま放っておいていいものだろうか」と発見者は電話で話した。大曲警察署では「その死骸が交通の支障になるようであれば交通課の出番となるが、いずれ関係機関に連絡しましょう」となって堤防上道路は市道になっているため、最終的に市役所環境課がその処理に当たった。
キツネは堤防の脇に寄せられ、ほとんど傷んではいなかった。柴犬ぐらいの大きさだった。藤木地区の住民の話では本藤木の杉林に生息しており、たまに田んぼでも見かけるという。
県仙北地方振興局農林部では「多分、ノネズミを追って出てきたものだろう」と話す。キツネは以前ならエリマキに加工されたが今は需要がなく、狩猟の対象にもならず10数年前から増える一方だという。このため狩猟の対象になっている野うさぎが減って、ハンターたちを嘆かせていると農林部。
本紙に「野鳥散策」を掲載している神岡町北楢岡の鈴木三郎さんも昨年7月と今年6月に同町大浦沼近くでホンドギツネを撮影、「番外編」として紹介している。野生の動物が人里近くで繁殖しているということは、人間にとってもいい環境であるという証なのだろうか。