県警55(ゴーゴー)作戦スタート
44年前の死者60人台目指し、取り締まり強化へ(11月11日・木)
今年の交通事故による死者を60人台で抑制しようと秋田県警の「交通事故死亡者最少化55(ゴーゴー)作戦」が11日、スタートした。同県警の記録では10月末までの交通事故発生状況は件数、死者数が大幅に減少。この良好な状態で推移すると年間の死亡者が68人で終わった昭和35年(1960年)以降、初の60人台の実現も夢ではないと期待。このため来年に向けてさらなる交通事故による犠牲者減を達成したいと11日から1月4日までの55日間、取り締まりの強化を図ろうとなったもの。11日朝はそのスタートで、大曲警察署でも「55作戦」の出発式を行った。
県内の交通事故発生状況は11月10日現在、発生が4444件で昨年同期に比べ40件の減少。亡くなったのは58人で、22人少ない。しかし、傷者は5645人で6人の微増となった。一方、大曲署管内では発生が436件でこれも17件の減。さらに死者は6人で2人減。傷者は554人で38人の減と全てがマイナス傾向となっている。昭和35年と言えば今から44年も遠い昔の話。車の台数は今と比較にさえならない時代のことだ。
交通事故の犠牲者をそのころとほぼ同数の記録に抑えたいとするのは至難の技だが、県警では街頭での犯罪抑制に努めたいと今年に入ってパトカーが常時、巡回する街頭警備に力を入れている。パトカーが目に入るという存在感が無謀運転の抑制にもつながり、死亡事故減という効果にもなったと分析する。
この日の出発式では大曲警察署の交通課と地域課の署員20人、それにパトカー12台が出された。高橋三郎署長は「交通事故による死者を減少させ、飲酒運転による重大な事故を抑制するため万全の体制で取り組んでもらいたい」と訓示。署員20人は鈴木署長らの見送りを受け、12台のパトカーに分乗して街頭パトロールに出発した。
交通課では「これから雪が降る厳しい季節。高齢者家庭を訪問し、お年寄りの事故をなくすよう指導を強化する一方、夜間事故をなくすため反射材の配布にも力を入れたい。同時に飲食店も訪問し、飲酒運転の撲滅も呼びかけたい」と話す。来年1月4日までの55日間はパトカーを最大限出動させ、事故抑止に努める一方、夜間の取り締まりも強化して飲酒運転の事故防止に力を入れることにしている。