雪に備えて

県仙北地域振興局

雪道の安全と確保に向け除雪安全祈願祭(11月17日・水)

  雨の中、除雪車をお祓いする神官県仙北地域振興局建設部では16日、除雪安全祈願祭を重機車庫前で行った。奥羽山脈は雪で白く染まっているのも確認され、平地も間もなく雪の季節を迎える。車庫前にはロータリー車やグレーダー、凍結防止剤散布車など20台の除雪機械が並べられ、本間智局長をはじめ建設部職員、それに委託を受けた建設業者ら約50人が出席して、神事で除雪作業の無事故を祈った。

  建設部が受け持つ道路は南外村から大曲市を経て西木村、阿仁町へと延びる国道105号、協和町から田沢湖町玉川温泉を経て鹿角市に通じる国道341号、それに主要地方道12路線と県道32路線の合わせて46路線で、総延長は約490キロにもなる。さらに歩道除雪も約131キロある。これを委託業者の機械も含め93台の除雪車で除雪する。

  本間局長は「大曲仙北地域は県内でも有数の豪雪地帯であり、地域住民の足である車の通行と通学路の確保が冬の重要な課題だ」と呼びかけ、作業中の安全管理と昼夜を問わず出動するオペレーターの健康管理に注意するよう訓示した。

  田沢湖町の奥地、玉川は既に雪も降り始め、12日からは夜6時から朝8時まで通行止めとなっている。そして26日からは冬期体制に入って来年4月中旬まで全面通行止めとなる。その間、田沢湖駅から新玉川温泉までのバス運行は続ける。温泉客の需要に応えたいと1999年から1日3往復しているもので、乗客は年々増えていると言う。

  一方、今年も国道341号の新玉川温泉から鹿角市柳沢までの9.5キロ間の通年通行の可能性を探るため、鹿角地域振興局と合同で試験除雪をする。冬期の玉川温泉周辺の自然環境は厳しく、3月上旬のピーク時になると気温はマイナス10度前後まで下がり、積雪も4メートル以上となる。

  しかし、除雪によって通年通行が可能となれば全国的な人気のある玉川温泉を核とした冬期観光への期待もかかる。同時に国が管理している玉川ダムの玉川毒水中和処理施設への利便性の向上も図れる。こうしたことから昨年から試験除雪を始めた。

  除雪と同時に月1回、大型バスとマイクロバス、それに後輪、前輪駆動、4WDの普通車で試験走行させ、あらゆる面でのデーターを集め、冬期通行の可能性と案全対策を探りたいとしている。