大曲警察署=1週間で2人
全県でも9日間で9人の犠牲(11月20日・土)
交通死亡事故多発警報が18日に発令されたにもかかわらず19日夕、太田町で手押し車を押していた83歳の女性が自宅近くで、18歳の女性店員が運転する車にはねられ死亡したことから大曲署では20日午後、「交通死亡事故抑止緊急対策会議」を開いた。会議には管内の交通安全協会幹部、安全運転管理者協会幹部、それに交通指導隊員ら約50人が出席。高橋三郎署長は「11月に入って県内の交通死亡事故は連鎖的に発生し、19日までに11件11人が亡くなった。当署管内でもこの1週間で2人が犠牲になり、今年に入ってからの死亡者は8人となった。このままではさらに増加する可能性もある。警察としてもパトロールカーでの巡回に力を入れるが、これ以上の犠牲者を出さないためにも皆さんたちの協力をお願いしたい」と訴えた。
続いて交通課長が今月に入ってから県内各地で発生した交通死亡事故の概況を説明。それによると1日に増田署で50代の女性が運転する車にはねられ80代の女性が死亡したのをはじめ、19日までに11件11人が亡くなっている。そのうち70歳以上の高齢者が8人と圧倒的だ。しかも5人は歩行中に犠牲となっている。
このため▽高齢者への声かけ運動を実施し、薄暮や夜間の外出には反射材を身に付けて歩くよう呼びかける▽ドライバーも18歳から高齢者まで幅広く加害者となっており、安全運転管理者は会社を通じて安全運転の徹底を呼びかける▽安全協会には死亡事故多発警報発令中の旗を立ててもらい、喚起を促すな▽交通指導隊は指導車の巡回パトロールの強化などの協力を求めた。
県警では交通事故による死者を60人台で抑えようと、11日から来年1月4日までの55日間におよぶ「交通事故死亡者最少化55(ゴーゴー)作戦」をスタートさせた。しかし、その11日から19日までに9人が亡くなるという異常事態となっている。このため24日まで死亡事故抑止緊急体制を敷いている。大曲署管内での死亡者は昨年9人。しかし、19日の発生で8人となった。