病気や病気回復中のお子さん預かります
大曲市で小児科医院に管理・運営を委託して事業化(10月4日・月)
大曲市の補助事業として「乳幼児健康支援一時預かり事業」が始まった。子どもが病気や病気からの回復中で、まだ保育所や幼稚園での集団保育が困難で、家で看病する人がいない場合、一時的に預かり、子どもの健康管理と保護者の子育てと就労の両立を支援しようとするユニークな事業。子どもを預かるのは小児科医が運営する専門の施設。幼い子を抱えて働いている若いお母さんたちには朗報だ。
この事業は同市戸蒔字谷地添の医療法人吉村クリニック(吉村総一院長)から子どもの一時預かり制度について相談があり、医師会からも前向きな応援があって実現した。
市では事業の運営を吉村クリニックに委託することとし、6月定例議会に国からの補助も含めた234万4000円の補正予算を計上。そして吉村クリニックでは総事業費991万円をかけ、医院に併設して平屋建て55.2平方メートルの保育室を建設。市ではさらに9月定例議会で人件費及び光熱費などの管理運営費として半年分の217万6000円の補正予算を組んだ。
そして1日から事業が始まった。市によると県内では9カ町村で実施中という。対象となる児童は生後2カ月から就学前の乳幼児(保育園に入園中であること)。そして病気中か病気回復期で、医療機関による入院治療の必要はないが、安静の確保に配慮が必要で、集団保育がまだ困難な児童。同様の状態にある場合は小学校1年から3年までの児童も受け入れる。
保育時間は月曜日から金曜日は午前8時から午後6時まで。土曜日は午前8時から午後1時まで。休業日は日曜、祝日と12月29日から1月3日まで。利用期間は休業日を除いて連続して7日以内。ただし子どもの健康状態と保護者の状況によって延長することも可能。利用定員は1日2人。
利用料金は1人当たり1日1000円。生活保護世帯は無料、市外在住者は2000円。吉村クリニックでは施設を「吉村病後児保育園」と名付けた。室内の壁紙は子どもたちがホッとするようにウサギやリス、クマ、アヒルなどの動物の絵が描かれたのを利用。オモチャも用意した施設は静養室、観察室、保育室、それに調理室からなる。保育士が常勤して子どもの世話をする。
利用申し込み及び問い合わせは原則として市福祉事務所福祉係(0187─63─1111・内線115)となる。