大曲市仙北郡追悼式

戦没者を慰霊

黙とう献花し、恒久平和を祈る(10月7日・木)

第38回財団法人秋田県遺族連合会など主催の大曲市仙北郡追悼式並びに地方大会が7日、大曲市の中央公民館で挙行された。戦没者の慰霊祭は各市町村ごとに行っているが、それとは別に合同の追悼式を各市町村持ち回りで開いている。

  追悼式には大曲市仙北郡の遺族約400人と来賓として御法川信英代議士、鈴木陽悦参院議員、それに仙北郡町村会長の佐藤清雄田沢湖町長らが参列した。軍人として召集されて亡くなった人は大曲市で1011柱。仙北郡では約4000柱になるという。

  ステージには白と黄色の菊で飾られた祭壇が設けられ、参列者全員で黙とうをささげた後、仲沢誠也県遺族連合会長は総理の靖国神社参拝を強く望むと訴えながら、「本日までの平和と繁栄は皆さま方の尊い犠牲の上でなされたものであり、心からご冥福を祈る」と拝礼した。そして各市町村ごとに遺族会代表が献花し、それを見守る遺族たちは席から祭壇に向かって拝礼した。

  戦後59年。遺族も高齢化し、傘寿(80歳)を迎えた遺族は116人、米寿(88歳)は38人、卒寿(90歳)32人、そして100歳は2人となった。それぞれ夫や兄、弟、父を戦争で失った。中仙町豊川の草薙信夫さんのように兄3人が戦争の犠牲になった遺族もいる。

  追悼式の後の大会では「先の大戦が風化しつつある中、世界では未だ紛争が絶えず、むしろ激化していることは憂慮にたえない」と世界の恒久平和を願い、国のため犠牲となった戦没者の慰霊のため、総理の靖国神社への参拝継続を「宣言」で強く求めた。そして▽総理・閣僚らの靖国神社参拝の定着▽国立の戦没者追悼施設新設構想を阻止する▽戦没者遺族に対する国家補償の改善▽特別弔慰金の継続・増額▽遺骨収集・慰霊巡拝の拡充などを大会決議した。最後に遺族の援護と会の発展に貢献のあった会員を表彰した。受賞者は次の通り。

 ◇県遺族会連合会長表彰=佐々木恭三(大曲市内小友)、菅原倉治(西仙北町刈和野)

  ◇大曲市遺族連合会長表彰=東海林貞雄(花園町)、佐々木健次郎(内小友)、山口良一(大曲西根)、伊藤純生(藤木)、佐藤秋夫(高関上郷)、片岡フサノ(角間川町)

  ◇仙北郡遺族会長表彰=川村イネ(神岡町神宮寺)、鎌田孝(西仙北町杉山田)、佐藤幸一(同町刈和野)、小木田清徳(角館町八割)、鈴木富輔(六郷町大荒田)、藤原隆一(中仙町鑓見内)、田村誠喜(同町豊川)、細川貞蔵(田沢湖町卒田)、赤川貞夫(協和町下淀川)、根本恭子(太田町小神成)、伊藤成隆(同町横沢)、伊藤幸一(南外村小出)、佐藤恒之助(仙北町払田)、須田君子(同町土地谷)、高橋俊誠(千畑町浪花)、佐藤松之助(同町小荒川)、石田冴子(仙南村金沢西根)、福田ミヤ(同村金沢)