白亜の壁にガラス張り
屋内スポーツ大会基準をクリアした施設に(10月19日・火)
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仙南村が役場前の総合運動公園の中心施設として建設していた「総合体育館リリオス」が完成、19日、施設披露と竣工式が行われた。体育館は白亜の壁にガラス張りのスペースを広く取った堂々とした建物で、鉄骨鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積は5271平方メートル。付属施設として約220台の駐車場、芝生広場、花壇、園路も整備した。
体育館のアリーナ面積は1824平方メートル(38メートル×48メートル)でバドミントンなら10面、バスケットボール2面、バレーボール3面取れるスペース。天井までの高さは12.5メートルから12.9メートルあり、屋内スポーツ大会の国内基準をクリアするエキサイティング空間となっている。
さらにアリーナに直結した形で会議室を設けた。しかも会議室の窓からアリーナでの競技状況が確認でき、スポーツ大会本部としても使える設計。このほか1階にはユッタリとしたエントランスホール、軽スポーツ空間のフィットネスルーム、シャワー・トイレ完備の更衣室もある。
2階には天井までの高さ8メートルの空間を持ったウォームアップルームと観覧席を設けた。観覧席の一般座席数は左右合わせて624席、車いすのスペースとして12席分を設けた。しかも座席前の手すりは観やすいようにと強化ガラスを使用。座席下にはパネルヒーターを敷き、冬も寒さ知らずでスポーツを楽しめる。さらに観覧席後方には衝撃吸収床材を使った1周200メートルのランニングコースもある。
しかも多目的トイレを1、2階に男女用合わせて4カ所とエレベーターも設置。体育館内外とも段差を解消し、点字ブロックも設けるなどしてバリアフリー適合施設の認定を受けた。同時に震度6以上の地震でも重大な損傷がない構造とし、毛布や医療用品、防災用品の備蓄庫も設け、災害による停電時には長時間対応の自家発電設備も設置するなど住民の生命線にも配慮した。
同村は平成19年(07年)秋田わか杉国体バトミントン競技の会場となっており、松田知己村長は「これで滞りなく国体を迎えられる。しかも美郷町誕生後は六郷町にある総合体育館アスパルと合わせるといろんなスポーツ大会も消化でき、スポーツ振興の美郷町となる」と期待する。
総事業費は16億1155万9000円。国から約5億9000万円、国体施設整備事業補助金として県から2億円の補助があった。
体育館の愛称「リリオス」は公募で応募のあった120点の中から選んだ。リリオスとはスペイン語で花菖蒲を意味する「リリオ」と、憩いの場を意味する「オアシス」を組み合わせた造語で、北海道札幌市在住の子寺光雄さんの作品。
竣工を記念して31日午後2時からJBLスーパーリーグ仙南大会が同体育館で開かれる。松田村長は「11月1日から仙南村は合併でなくなり、美郷町となる。何とか村の名前のあるうちに日本で最高峰の実業団バスケットボールの試合をやりたかった」と力を込めた。トヨタ自動車アルバルクと新潟アルビレックス戦で現在、入場券を販売中。大人1500円、中高校生1000円で全県のサンクスのほか、大曲市の民谷スポーツ、ゼビオスポーツ、横手市のアルファスポーツ、ゼビオスポーツで販売中。また村の旧体育館事務局でも販売している。
さらに12月19日にはバドミントン日本リーグ1部秋田・美郷町大会(男子NTT北海道?JR北海道、女子七十七銀行?広島ガス)が開かれる。