市民課に「総合窓口」開設
カウンターも低くし、イス付き=優しさのイメージアップ(10月25日・月)
大曲市では市民課窓口に「総合窓口」を設置、25日午前8時20分からその開設式を行った。これまで転入や出生、死亡などで福祉医療費受給者証の申請受け付けや国民年金の手続き、児童手当の請求受け付けなどは市民課に届けた後、福祉事務所や国保年金課へと回らなければならなかったが、それを市民課1カ所で終えるように「ワンストップサービス」を目指したもの。
栗林次美市長の選挙公約による市政改革の一つで、今年1月から始めた午後7時までの「窓口業務延長」の流れ。総合窓口設置と同時に受け付けカウンターも高さ90センチだったのを70センチと「ローカウンター」を設置し、付き添い者用も含め2人分のイスも置いた。これまでは職員はイスに座り、市民はカウンターに立って各種申請書に記入するという対応だった。それを職員と市民の目線を同じくしたもので、さらに1カ所だけ車いす対応のカウンターも設けた。また市民ホールにある書類への記載台も低くし、イスに座って書けるよう〃優しさ〃を全面的に出した。
市民課で新規に取り扱う業務は▽福祉医療費受給者証の申請受付と回収▽老人保健法医療受給者証の申請受付と回収▽葬祭費、出産育児一時金の申請受付▽国民年金の手続きの説明▽障害者手帳の回収▽介護保険の保険証回収▽学校指定書の交付▽水道の再開栓・中止の申請受付▽税の証明書の交付。ただし専門的な業務は担当課と連絡を取り、対応する。
栗林市長は開設式で「仕事の流れに乗るまで戸惑いや不安もあると思うが、笑顔を絶やさず市民との対応をお願いしたい」とあいさつ。12月までは試行期間で、業務の流れを再検討した後、1月から本格稼働となる。市民課では「職員もこれまで以上の知識が必要で大変だが、一カ所で対応できるのでサービス向上につながるのは間違いない」と話す。
同課の集計によると今年1月から実施した市民課と税務課の窓口業務時間延長の結果、9月末まで185日間の開業で、午後5時15分から午後7時までの来客数は合計430人だった。うち86人が税務課だった。
そして発行した書類のトップは印鑑証明で189件、次いで住民票(1部)151件、税務証明128件だった。時間延長の窓口では市民課は2人体制、税務課は1人体制となっている。人件費増にならないよう延長勤務した職員は翌日午後3時半に退庁している。同課では総合窓口の設置で税務課の仕事も対応できるのでいずれは市民課だけで済むと人員削減も検討している。