大曲農業高校で体験入学
中学生、授業風を見学したり実習を体験(9月17日・金)
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来年はぜひ、わが校を目指して─。大曲農業高校(近藤捷敏校長)では17日、中学生を対象に「体験入学」を行った。授業風景を見学してもらったり、試験管内で花を咲かせる実習や子豚の観察、庭造りの図面書き、介護実習などを体験してもらい、農業高校ならではの魅力をPRした。大曲仙北だけでなく秋田市の下北手中学校や鳥海町、横手市、湯沢市などからも応募があって、32校・285人の生徒が参加した。
同校には農業科学科、生物工学科、生活科学科の3学科があり、生徒数は696人。来春も200人の生徒を募集する。体験入学に応募した生徒たちはまず授業風景を見学。一部は学校周辺の農場の見学も予定していたが、雨のため中止し、国語や歴史、社会など一般の授業と実習棟での従業風景を見て歩いた。各教室とも見学しやすいようにとドアを開け放ち、生徒たちの出入りも自由とした。
生徒たちは教室で勉強している先輩を見つけると「アー。先輩だ!」と廊下から手を振って喜んでいた。六郷中学校の小野寺温美さんは授業風景を見て「すごく伸び伸びとした雰囲気で勉強している。将来はトリマーを目指したいのでこの学校で勉強し、専門学校に進みたい」と夢を語った。
体験学習では▽稲刈りをしてみよう▽ジャムを作ってみよう▽果実の品質を調べよう▽大曲の漬け物を使った調理をしてみようなど16のテーマを与え、希望を取ってそれぞれの班に振り分けて実習に臨んだ。稲刈りは雨のため中止になったが、生徒たちは園芸実習室や林産実習室、野菜調整室、造園実験室、介護実習室、それに大嶋農場の牛舎や鶏舎で子豚の観察などを体験。
「果実の品質を調べよう」ではリンゴを輪切りにしてヨウ素を塗り、それによるデンプン反応でリンゴの成熟具合を調べる実験をしていた。情報処理室ではコンピューターグラフィックを使って、庭造りのプレゼンテーション体験が行われた。介護実習室では寝たきりとなった人への水分補給など介護の基礎を学んでいた。
農業科を目指したいという大曲中の伊藤雄太君は「理科の実験をやったが、中学校とは違って薬品の種類も豊富で、とても高度な実験を楽しめた。この学校で学びたいという興味が沸いた」と話した。生活科学科を目指したいとする女子中生は「料理や裁縫が好きなのでこの学校に入りたい」と目を輝かした。
体験学習の後は体育館に集まって3年生の先輩11人と交流。先輩たちは一人ひとりマイクの前に立って「授業は楽しいが、与えられるのを待つのではなく自分で課題を見つけて勉強しなければならない」などとアドバイスしたり、野球部やハンドボール部の生徒たちは「練習は厳しいけど、やりがいがある」と部活の魅力を訴え、「来年の受験勉強に向けて頑張って下さい」と励ましていた。
午後からは意見発表やプロジェクト活動で東北大会に出場し、優秀賞に輝いた生徒たちがその研究活動を発表。そして文化部、体育部、農業クラブなど部活動も見学し、農業高校の魅力をタップリと体験していた。