500歳野球始まる

神岡町に150チーム約4000人

気分は少年に戻って=88歳の現役も(9月18日・土)

  往年の名選手たちが堂々の行進?。第26回全県500歳野球の開会式が18日午前7時半から神岡町の神岡球場で挙行された。秋田魁新報社、神岡町の主催で今年も過去最多タイの150チームが参加、堂々の行進を見せた。大会は22日までの5日間の日程で、神岡町と南外村の11球場を会場に熱戦が展開される。野球大会で参加チームが3けた台に上るのは全国的に例がなく、「日本一の規模」と大会関係者。

  選手たちが着用したユニフォームはオーソドックスな白もあれば濃いブルー、緑色、空色、縦じま、そして鮮やかな赤とカラフル。野球だけでなく、色彩でも楽しもうといった500歳野球ならではの華やいだ雰囲気。それでいて150チーム約4000人の選手が10代の少年時代に戻ったようなはつらつとした姿で行進する光景は圧巻だった。

  大会はナインの合計年齢が500歳以上というルールが基本。勝負にこだわるより野球を通じて親睦と健康を楽しもうとの趣旨。1978年、当時、県野球協会会長で神岡町出身の高橋政泰氏(故人)の呼びかけで、町内の50歳以上のOBが紅白試合をしたのが切っ掛けで、500歳野球の芽が生まれた。

  同町は〃少年野球〃発祥の地。そうした伝統が500歳野球の誕生へとつながった。翌年7月には同町と周辺の6チームで大会を実施。それが大きな反響となり、10月に秋田魁新報社主催で神岡町の中川原球場で8チームによる第1回大会が始まった。以来、500歳野球は熟年の野球ファンに火を付け、参加チームが急増、96年の第18回大会から100チームを超えるようになった。

  町立平和中学校吹奏楽部の演奏で150チームの入場行進は始まった。スタンドでは選手の家族や町民が拍手しながら迎えた。豪快な花火も打ち上げられ、大会を祝った。佐藤暢男秋田魁新報社社長は「昨年に続いて150チームの参加となった。これだけ大勢の参加は嬉しい限りであり、お礼を申し述べたい。各チームの監督のひと言は『まずは初戦突破』だったが、名プレーに喜び、笑い、感動し、明日への英気を養ってもらいたい。選手の活躍をお祈りしたい」とあいさつ。続いて今野正彬町長は「少年野球発祥の地、神岡町へお出で下さったことを心から歓迎したい。この大会も全国一の規模となった。今日から5日間の試合。健康に留意され、けがのない生涯の思い出となる好プレーを展開してもらいたい」と歓迎の言葉を述べた。

  開会式では5回連続出場を果たした80歳以上の選手を対象とした「高齢者特別表彰」もあった。今年は9人がその表彰を受けた。秋田市の旭南野球クラブの三平文造さんは88歳で現役選手登録していた。スタンドで見守っていた町民たちは表彰を受ける選手たちのはつらつとした姿に「80歳以上だなんて考えられない。若いもんだ」と拍手で祝っていた。