高校生の就職決定98%に

3月卒、391人が就職

離職率も高く、3年後は半数に(4月21日・木)

 ハローワーク大曲・角館は3月に卒業した管内11高校(分校・定時制含む)の就職状況をまとめた。それによると高校生の就職希望者は399人で、うち391人の就職が決まり、内定率は98%だった。しかし、未就職の8人のうち1人は車の免許証を取得と同時に採用される方針で、実質7人が残っただけ。うち2人は養護学校卒の生徒だが、ハローワークでは今後も職業の紹介活動に力を入れたいとしている。

  就職した391人のうち県内は319人で、県外は72人だった。内定率は昨年より0.2ポイント上がり、1昨年に比べるとさらに3.5ポイント上がった。求人数が昨年3月末で116事業所341人だったのに対し、今年3月末では114事業所362人と21人の増も内定率を高めた。同時に少子化で生徒数そのものが減って、進学率が高まっているのも影響している。03年の高校生の就職希望者は415人、それが04年では411人、そして今年は399人と下がった。

  県内の事業所へ就職した319人の高校生の職業は技能工がトップで185人、次いでサービス業62人、事務職、販売はそれぞれ25人、専門・技術・管理12人、その他10人だった。初任給は専門技術職で13万9000円から14万4000円、事務職は11万7000円から12万4000円、販売は13万6000円から13万8000円、サービスは13万2000円から13万8000円、技能工・製造職は12万8000円から13万7000円だった。専門技術職は老人介護など専門性が求められ、初任給も高いようだ。

  しかし、高校生の場合、せっかく就職しても離職率が高いのも問題となっている。ハローワークの調べでは01年3月の高卒就職者402人のうち1年後の在職者は299人で退職は103人、離職率は25.6%だった。2年後はさらに退職者が168人となり41.8%、3年後は退職者が205人で49%だった。02年、03年も1年後で29%から約26%の離職率となっていた。

  ハローワークでは「職場への定着率を高めるため、就職前の職場見学などもやっているが難しい。事業所の方も余裕があったころは人材を育てようとする意識があったし、高校生にも我慢しようとする忍耐力があった。今は事業所も即戦力を求め、育てる余裕がなくなったのも影響してのではないか」と話す。