大仙市大曲球場完成

「素晴らしい球場」と寺田知事

栗林市長=大農VS大曲高定期戦で始球式(4月26日・火)
 

  大仙市内小友の総合公園に建設していた大曲球場が完成、26日午後0時半から現地で竣工式が行われた。式には寺田典城知事をはじめ辻久男、渡部英治両県議、大仙市議、工事施工業者、大曲体育協会役員、高校、中学の校長ら約100人が参列。栗林次美市長は「この球場は大曲総合公園整備事業のスポーツゾーンの一環として建設した。平成19年の『秋田わかすぎ国体』では、軟式野球競技一般の主会場となっており、大会の成功に向けてスポーツによる交流人口の拡大を目指したい」とあいさつ。

  来賓を代表して寺田知事は「素晴らしい球場であり、市民に親しまれ成長することを期待したい。平成19年には国体が開催される。この地域が野球の会場としてインターネットを通じて全国に情報が発信される。新しい時代の国体として市民挙げて盛り上げてもらいたい」と祝いの言葉を述べた。市議会を代表して鈴木辰美副議長も「新市長も決まり、大仙市の船出にふさわしい球場が出来た」と祝った。そしてメインスタンド正面に移動してテープカットとくす玉を割って竣工式を閉じ、こけら落としとして大曲高校と大曲農業高校の定期戦が開催された。

  野球場は内小友の県立農業科学館近くの山を切り崩して1998年から工事に取りかかっていた。野球場本体で総工費は10億3500万円、周辺の整備も含めると17億500万円の総事業費となった。敷地面積は約2775平方メートル。メインスタンドは鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積は1420平方メートル。スタンドの収容人員は840席。内野スタンドは1塁、3塁側とも鉄筋コンクリート造りで延べ床面積は約1315平方メートル。収容人員はどちらも1288席。外野スタンドは土盛りで、収容人員は2000人。合わせて5416人の収容能力となる。

  グラウンドは1万3470平方メートルで、ホームベースからバックネットまでの距離は19メートル。またセンターまでは122メートル、レフト・ライトまでは100メートルの距離となっていて、いずれも公認野球場の規格をクリアしている。スコアボード・バックスクリーンは鉄骨造りの3階建てで電光掲示板が採用された。

  初の試合は栗林市長の始球式で幕を開けた。高校時代、野球部員としてサードを守ったという栗林市長はホームベースとマウンド間18.44メートルの距離を見事に投げきった。同時に伝統の定期戦が開始され、多くの市民がメインスタンドで観戦した。両校の応援合戦も華々しく展開され、市民は肌寒い春の風を受けながら「やっと野球シーズンが来た」と高校生のはつらつとしたプレーを見守り、喜んでいた。試合の結果は7:3で大曲農業高校が勝った。