知的障害児・者の親たちが設立
子どもたちの幸せ目指し8地区が結束(8月5日・金)
知的障害児・者の親たちがお互い協力し、助け合おうと「大仙市手をつなぐ育成会」を設立、その総会が5日、大曲中央公民館で開かれた。市町村合併に伴い8市町村にあった親の会や育成会も一つの組織となって力を合わせようとまとまったもの。総会には約30人が参加、会則や事業計画、予算などを決めた。
始めに設立発起人代表の高橋正吉大曲手をつなぐ親の会会長は「今日の総会が今後の私たちの運動のバネになることを祈って、頑張りたい」とあいさつ。来賓として招かれた栗林次美市長は「障害を持つわが子や兄弟たちの未来に光りを照らし、心の支えになろうという気持ちが『大仙市手をつなぐ育成会』という大きな組織に引き継がれ、新たな親睦や交流が展開されることを祈りたい。市としても幸せづくりに一生懸命取り組みたい」と決意を述べ、励ました。
会議では知的障害を持つ人の人権を守るため▽家庭、学校及び福祉施設などとの連携を密にし、知的障害児・者の健全な育成及び社会参加に努める▽福祉・教育施設の支援と施設の強化拡充の推進を図る▽地域住民の意識啓発を図る?などを確認した。
設立時の会員は8地区合わせて147人となるが、会員から募れる年会費2000円はその半数の73人分という見込みに「私たちも高齢化が進み、残された子どもの将来を考えると不安だ。もっと積極的な活動の場とすべきだ」など会員の参加を促す声も出た。結局、73人分からの会費14万6000円と大仙市と同市社会福祉協議会からそれぞれ12万円の助成金などを合わせ38万7000円の予算を可決した。
そして選出された理事9人の中から佐藤鉄太郎さん(神岡地区)を会長に選出。佐藤さんも「皆さんの鞭撻、指導を受けながら子どもたちの幸せのため一生懸命頑張りたい。同じ障害を持つ子の親たちに参加を呼びかけ、今日の2倍から3倍の仲間が参加できるようにしたい」と会の活性化を強調していた。
参加した会員の一人は「私たち親の悩みは私たちが高齢化したら子どもたちの将来はどうなるかという不安。角間川更生園や後三年更生園もあるが、知的障害者のためのグループホームなど施設を拡充してもらうためにも若い人たちにも参加してもらい、一緒に行動してもらいたい」と話していた。
また出席していた大仙市福祉事務所の根本正進所長は通所更生施設「まつくら」が定員一杯の40人に達しているため、改築で施設が空いている仙北北保育所か中仙清水保育所を同施設の分場として活用することを検討していると報告していた。
役員は次の通り。事務所は大仙市役所に置く。
◇会長=佐藤鉄太郎(神岡)
◇副会長=高橋正吉(大曲)、高橋哲美(太田)
◇理事=飛澤ヒロ子(大曲)、田口静夫(同)、三浦ミサ子(中仙)、井上泰夫(西仙北)、鈴木輝雄(協和)、伊藤ツサ(南外)
◇監事=佐々木文雄(西仙北)、橋本逸郎(中仙)
◇事務局=飛澤ヒロ子(大曲)、鈴木綾子(同)、工藤正悦(神岡)、三浦ミサ子(中仙)