新市「仙北市」に向けて

角館町長、西木村長が出馬表明(8月12日・金)
 
    石黒町長    田代村長

   田沢湖町と角館町、西木村は9月20日に合併して新市「仙北市」となるが、角館町の石黒直次町長(65)と西木村の田代千代志村長(56)は12日に開いた臨時議会での議案審議終了後、発言を求めてそれぞれ仙北市長選に「立候補する」との決意表明した。田沢湖町の佐藤清雄町長(73)も立候補の意志を固めている模様で、30日に開く定例議会で表明するものと観られている。

  石黒町長はこの日の臨時議会で「合併まであと39日。その間、合併がスムーズにスタートできるよう3町村で調整に努めてきた。合併は必ずしも理想的なスタートを切れるわけではないが、新市民となられる皆さんがトップリーダーに期待し、求めているのは『民間企業的感覚とセンス』だと思う。合併協議に参加し、調整に携わってきた一人として合併後の課題を解消し、合併の目的、効果にまで結び付けていくのが私に課せられた責務である。議会、町民の理解と支援を頂きながら新市の総合的な発展のため頑張りたい」と述べた。

  一方の田代村長は「合併後の新市を考えると、新市長は各町村間、市街地と農村部のバランスある市制執行をしなければならない。そのためには公平に任務を果たすことができる者でないと新市長は務まらない。だから私というわけではないが、これまで地方自治を学び、合併協議会の副会長として務め、合併後の地方自治のあり方も勉強したと自負しており、市長選への出馬を決意し、新市のため命をかけて頑張りたい」と表明した。

  石黒町長はこの3月13日に行われた町長選で前町長と一騎討ちの末、初当選した。同町長選は合併か単独立町かを問う争いで、合併協議会から離脱した前町長が任期を残したまま辞職。合併推進を訴えて元同町助役だった石黒氏が立候補した出直し選挙だった。

  石黒氏は角館高校を経て東北大学院工学研究科修士課程を修了。神戸製鋼所、横手精工の工場長在職後、94年4月から同町助役を1期4年間務めた。

  田代村長は角館高校卒、亜細亜大学中退。1971年、山菜販売や生鮮食料品販売の家業である田代産業株式会社を継ぎ、72年に村商工会理事に就任。85年9月の村議選で初当選。93年10月に議長に就任、96年8月の村長選に出馬して初当選し、現在3期目。