衆院選秋田3区

湯沢市の京野県議も出馬へ

世襲に疑問を示し、第三の選択肢を強調(8月16日・火)

  郵政解散した衆院選(30日公示、9月11日投開票)に秋田3区から民主党公認で立候補を表明していた湯沢市選出の京野公子県議(55)は15日、本紙と会見した。

  京野県議は今回の出馬について「地方議員として全うするつもりだったが、今度の衆院選、一人は自民、一人は無所属と言ってもどちらも二世で自民党の中の戦いと同じ。親の時代からの世襲がこのまま続いていいのか。もっと普通の生活者、第三の選択肢もあっていいと出馬を決意した」と述べた。

  そして「支持者からは床の間に縛りつけてでも今のままで置いておきたかったと言われた。一方で、会ったこともない若い方から電話やメールでの励ましや今の政治への閉塞感を訴える声もあって、それに応えるのが我々、大人ではないかとも思い、あえて〃火中の栗を拾おう〃と決断した」とも話した。さらに「前回の衆院選で自分をはじめ、民主党が応援した候補が、当選後に自民党に入ったことで『責任を感じないのか』と批判も受けたし、その一端も感じている」とも語った。

  その上で「私は大仙市や仙北郡では知名度はゼロ。でも今度の衆院選、第三の選択肢もあっていい。それを訴え、私を必要だと思ったら一票を投じて下さいと訴えます」と強調した。同時に郵政民営化に関しては「小泉さんは、小さな政府を目指すと言っている。そのための郵政民営化だと言うが、納税者のために何を国のサービスとして提供するのかもっとハッキリとしたビジョンを示してほしい。それに郵政民営化こそ改革の本丸だと言うのなら、参院で否決されてももう一度、衆院に法案を戻して修正すべきものは修正しようと審議すべきなのに強引に解散した。これでは自分の人気とイメージアップのために国会をオモチャにしている坊やみたい」とこき下ろした。

  京野氏は湯沢市生まれ。湯沢高から早大中退。1979年、夫と共にロイヤルホテルを創業し、現在は専務。同市教育委員長職務代理などを歴任。03年の県議選で湯沢市選挙区から出馬、民主党と社民党からの推薦を受け、当時自民党県連幹事長の現職を破って初当選し、現在1期目。

  3区からは自民党公認で前衆院議員・御法川信英氏(41)のほか、自民党の元衆院議員で、官房長官だった村岡兼造氏の二男・敏英氏(45)が無所属で立候補を予定しており、自民系の二世対決に民主党公認の京野氏が割り込むという構図となった。

  京野氏は民主党秋田県連(寺田学代表)からの出馬要請を受け、12日に正式に出馬を表明していた。