大曲の花火に向けて

桟敷席づくりも急ピッチ

使用するコンパネは3万5000枚(8月20日・土)
 

   大仙市大曲の雄物川河川公園を会場に27日に開催される「第79回全国花火競技大会『大曲の花火』」に向けて、会場では急ピッチで桟敷席の建設工事が進められている。一方、花火の打ち上げ現場とその向かいの観覧会場の河川敷、それに川沿いに設けられる駐車場用地では観覧客の安全を図ろうとツツガムシ対策の薬剤駆除も行われている。花火のまちは全てのエネルギーが花火大会に向かって集中し出した。

  花火観覧会場となる大曲橋(通称・金谷橋)から姫神橋間は約1.6キロ。川沿いから堤防までの幅は約130メートルで、面積にすると20ヘクタール。野球場なら13面は取れる広大なスペースとなる。桟敷は川に面して長さ900メートル、幅80メートルと広大な運動場のような面積となる。

  桟敷つくりは7月20日から始まった。足場となる鉄パイプを組み合わせ、その上に建築資材のコンパネを敷いて桟敷とする。使われるコンパネは3万5000枚。1枡に2枚敷かれる。10トン積みの大型トラックで35台分の量だ。

  コンパネは1枚1000円ほどだが、花火大会が終わると400円で売却される。余りに大量のため保管する場所がないためで、工務店が建築資材として、また農家の人たちも農道のぬかるみや冬囲いに使えると買い求めるため、売れ残るということはない。

  一方、桟敷を作るために使う鉄パイプや鋼材はリースだが、重量にすると3000トンにもなる。こちらも大型トラックで155台分と気の遠くなるような量だ。

  桟敷はABC合わせて1万6800枡(9万8800人席)。全て完売したが、多くの観光客がキャンセルで空きが出るのを待っているという。 花火会場では桟敷作りのほか簡易トイレの設置や電気設備の工事など27日の大会に向けてまだまだ作業が続く。