キャンピングカーが次々と
台風の影響も緩和、天気は次第に回復へ(8月26日・金)
大仙市となって初めての大会となる「第79回全国花火競技大会『大曲の花火』」(大仙市、大曲商工会議所、同市大曲観光物産協会主催)はいよいよ明日27日、同市の雄物川河川敷で開催される。台風11号の接近で大雨が心配されたが、その台風も26日朝には太平洋側に抜け、県内の雨も次第に小降りになってきた。そして明日の天気予報は昼ごろまでは曇るが、午後からは晴れに向かうという。「大曲の花火」は救われそうだ。
大会前日の26日朝。会場近くの姫神橋両岸のテント設営可能な駐車場にはキャンピングカーやテントを積んだ車が次々と入ってきている。ここには25日昼ごろからキャンピングカーが入って来たが、大会実行委員会では台風の影響で大雨となって河川敷が冠水する心配もあるとして午後3時の開場を延期。雨の情報に神経を尖らせ、不安がなくなった午後6時に開放した。
姫神橋左岸の河川敷はキャンピングカーも含め、1130台の車が停められる。午前9時現在での車の量は台風の影響もあってか出足が鈍く、4割りほど埋まっただけ。東京・品川から軽ワゴン車で来た団体職員の新堂博久さん(28)、亜希子さん(30)夫妻は「職場の上司がテレビで大曲の花火を観て感動した話を聞いて、5年前から毎年、来てます。東京でも花火大会はあるけどここの花火は大会提供も含め、質も規模の面でも最高。一度来たらやみつきになった」と話した。
二人は桟敷席も手に入れるため先月31日にも来て、大曲商工会議所での桟敷販売を徹夜で並んで2枡を買い求めた。27日は桟敷席で職場の仲間ら11人が合流して花火を楽しむという。
ワゴン車の荷台には自転車、テント用品、飲み物、食料などびっしりと積まれ、25日は岩手県の平泉に泊まり、26、27日は姫神橋下で過ごし、花火の終わった28日朝に上京する。
「台風が心配だったけど、太平洋側に抜けていくと言うのでホッとしてます。とにかく明日は晴れるよう祈ってます」。花火のため、東京から2度にわたって駆けつけた新堂さん二人のエネルギーは27日夜に向かって燃焼しきっていた。
隣では岩手県から来たという家族3人がテントの設営準備を進めていた。50代の夫婦は「もう20年も続けてきてます。大曲の花火は、一度観たらもうとりこにされます」と笑っていた。
「大曲の花火は泊まって見るのが最高」。大会実行委員会ではテント設営で多少、スペースは取られても、泊まり込みで花火を観てくれる観光客に応えた方が渋滞緩和にもつながると、今年から大曲橋(通称・金谷橋)上流左岸もテント設営可能としたほか、姫神橋下流左岸の河川敷と大曲r大橋上下流左岸河川敷のテント設営地も拡大した。大仙市はこれから「大曲の花火」へと、夕方にかけて次々と車が流れてきそうだ。