前年産を上回る
東北農政局秋田統計・情報センター(12月2日・金)
東北農政局秋田統計・情報センターは1日、05年産米の収穫量を発表した。それによると本県の水稲収穫量は54万4000トンで、前年産に比べ8万7700トン(19.2%)増加した。10アール当たりの収量は575グラムで、作況指数は100の平年なみだった。全もみ数、登熟(米粒の充実ぶり)とも平年並みで、前年産より収量が増えたのは昨年のような塩害がなかったためと同センター。
また気象状況や病虫害による被害量は4万1900トンで、被害率は平年に比べ0.7ポイント低い7.7%にとどまった。被害種類別では気象による被害率は6.7%で、平年に比べ0.4ポイント上回った。これは6月中旬以降から7月の日照不足で穂数不足となったことや8月上・中旬の高温と9月上旬から10月上旬の日照不足で登熟に影響があったため。
病害による被害率は0.8%と平年に比べ1.0ポイント下回った。その要因は葉いもちの発生が少なかったこと、そして穂いもちへの移行感染も少なかったため。虫害の被害率は0.2%と平年に比べ0.1ポイント下回った。これはカメムシ類の発生が多かった地域もあるが総体的には軽微だったこと、ニカメイチュウやウンカなどの被害が軽かったことなどによる。
水稲の作付け面積は9万4600ヘクタールで、地域別では県北が2万2100ヘクタール、県中央は3万3000ヘクタール、県南は3万9500ヘクタールだった。作付け面積は前年に比べ全県で1%、県南は2%増えた。これはここ数年、不作が続いたため生産調整の割り当てが増えたためという。
県南の10アール当たりの収量は589キロ(平年収量582キロ)で、県平均575キロより14キロ多かった。全収穫量は22万9500キロだった。