これは何だ!

堤防の水門鉄柵に布団

不法投棄に頭を痛める国交省(12月3日・土)

  ゴミの不法投棄─。国交省湯沢河川国道事務所大曲出張所は河川敷へのゴミ不法投棄に頭を悩ましている。橋の下や草、樹木に覆われてひと目につかない場所をパトロールすると目にするのが大量に捨てられたゴミの山。自転車、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、果ては車やタイヤ、そして布団。生活用品のありとあらやるものが捨てられる。それを見つけて片づけてもまた捨てられる。いたちごっこだ。

  しかし、不法投棄は普通、ひと目を気にしながら投げるものだが「これは何?!」と目を疑いたくなるような現場を2日午後、大仙市川目地区の雄物川堤防で目にした。布団を水門の鉄柵にかけたまま放置しているのである。品質表示を確認すると「羊もう混布団」とあり、100センチ×200センチの大きさと示されていた。触れてみるとまだ濡れてもおらず、シミもない。

  カメラに収め、国交省大曲出張所を訪れたら、「ああ。また不法投棄ですね」と驚かない。しかし「場所が場所ですから、処理します」と話しながらも「不法投棄はひどくなるばかりです」と顔を曇らす。自転車や車だとその車体番号からかつての持ち主も分かることもあり、警察に届けることでこれまで何度か検挙された例もあるという。しかし、布団や家電製品となると持ち主の特定は困難。

  同出張所の管理区間は雄物川50.2キロと玉川、丸子川、横手川の支川を含め全部で60.7キロ。限られた職員で不法投棄を監視する余裕はない。「先日は残飯など家庭から出るゴミをそのまま市のゴミ袋に入れて、堤防に捨てられた例もある。大仙市役所さんも協力して片づけてくれてますが、もう片づけるだけでは済まなくなった。これからは監視カメラの設置も一つの手段として考えたい」とも話した。