食文化・食教育の拠点を目指して
大仙市内小友の現地で工事安全祈願祭(12月9日・金)
大仙市が内小友中沢工業団地内に建設する仮称「大曲南外学校給食センター」の新築工事安全祈願祭が8日、現地で挙行された。建築から30年経過し、老朽化した大曲、南外の両学校センターを一つの施設に統合し、大曲・南外両地域の小・中学校14校に1日4000食を供給しようとなったもの。
祈願祭には栗林次美市長、橋本五郎議長及び議会教育民生常任委員、信田健市教育委員長、それに工事関係者ら約50人が参列。神事の後、栗林市長らがクワ入れをして工事の安全を祈願した。
学校給食センターの建設は市町村合併協議の中で決まった。これを受け中沢工業団地内に約9022平方メートルの敷地を取得、設計を進めていた。建物は鉄骨構造2階建て、延べ床面積は2171平方メートル。食中毒の発生を抑えるため、調理台や床などは常に乾いた状態のドライ方式を取り入れた。また食教育の拠点となるよう2階には1階の調理作業を見わたすことができる見学廊下を設ける。さらに隣接して展示スペースも設け、食について学習できる施設にもする。このほか調理実習室も設け、研修や講演会にも利用できる地域の食文化・食教育の場としたいとしている。
また供給先から出る食べ残しや調理で生じる生ごみを一次処理(発酵)してたい肥化し、農家に供給するリサイクルシステムの確立も同センターの大きな特性。
建物の本体は高吉・さとう・丸茂特定建設工事共同企業体(荒川暉也代表)が4億5536万円で落札。センターの冷暖房換気設備は富士開発機工・朝日水道工業所・東北商事特定建設工事共同企業体(小松英巳代表)が1億8217万5000円で、厨房設備は仙台市のタニコー株式会社仙台営業所(鈴木金栄所長)が3億4818万円で落札した。07年4月オープンを目指して工事が始まった。
市ではこの給食センター建設に当たって市民からも建設資金の出資を求める「ミニ市場公募債」を発行する計画だ。財政の厳しさを補うのと同時に建設事業に市民参加を求めるのも開かれた市政につながるのではないかとの思いを込めた。
地方自治体はこれまで建設事業の財源の一部としては政府資金や金融公庫、あるいは市中金融機関からの借入を原則としていた。それを市民債という形で市債を発行し、行政への間接的な参加を求めるもの。
仮称「だいせん市民債」とし、3億円を目標に発行を検討している。1口当たりの額面や利回り、発行時期などはまだ未定。