真木ダム代替案

素案の住民説明会

玉川の水、賛否両論も(12月12日・月)

  県が大仙市太田町の斉内川に計画していた「真木ダム」の建設中止に伴う代替案素案の住民説明会が11日、仙北ふれあい文化センターで開かれた。斉内川流域の中仙、仙北、太田、大曲の4地域から送迎用のバスも繰り出され、約80人が参加。意見交換では斉内川では安定した水量が得られないなどから水道水源の対象から除外し、玉川の水を水源とすることへの不安の声も出たが、全体的な反対にはならなかった。県側は「住民に大分、理解されてきているようだ」と受け止めた。

  素案の説明会には県側から小玉良悦建設交通部長、佐々木卓郎河川砂防課長、渡部文靖仙北地域振興局長、市側からは栗林次美市長、久米正雄総務部長らが参列。県側は先月29日に開いた「真木ダム代替案検討プロジェクトチーム会議」で示された▽治水代替案▽水道水源代替案▽維持流量代替案の3つの素案を説明。

  これに対して住民からは中仙地域にある「道の駅」周辺の桜並木を保存するため、治水安全度を50年に1度の大雨から当面20年に1度の大雨とし、桜並木を保存しながら河道改修を行うとした素案に対し、「賛成したい」と述べる声もあったが、「生命・財産を守るためにもダムを造った場合と同じような50分の1の安全度を確保してもらいたい」との意見もあった。

  また玉川の水を上水道の水源とすることに対しては「酸性水を中和処理したから安全と言われても抵抗がある」という声もあった。一方で玉川の水に対する不安を強調することはその水を使って栽培しているコメのイメージダウンになるとたしなめる意見もでるなど賛否両論が交錯した。さらに斉内川の水量が少なく水源から除外されたことに対し、「洪水調整のため下流に遊水地を設ける案が示されたが、それを真木の上流部に貯水池として設け、水道水源とすることは出来ないか」との提案もあった。

  最後に栗林市長は「まだ検討する余地が残っており、地元自治体として皆さんの声が代替案の中に取り入れられるよう調整したい」と述べた。