県立大曲養護学校の生徒たち

高齢者宅で除雪ボランティア

総合的な学習時間で社会とのふれ合い(2月1日・火)
 
    学校近くのバス停からバスに乗る生徒たち。     一人暮らし老人宅の前の雪寄せをする生徒たち。

  県立大曲養護学校(本郷達郎校長・生徒数131人)高等部の生徒たちが「総合的な学習時間」を活用しての除雪ボランティアが1日から始まった。校外活動を通じて地域の人とふれ合い、社会参加の出来る自立した強い子を目指そうと企画した。

  除雪ボランティアは3日まで行い、市社会福祉協議会を通じて紹介された一人暮らしのお年寄りや老人夫婦だけの家10軒を訪問する。

  除雪隊は4人から6人の生徒で班を編成した。そのうちの1班4人は先生2人の引率を受けて、1日午前9時半に学校を出発。学校前のバス停でバスに乗って市街地へ出て、丸子町の佐藤タケさん(73)宅へ徒歩で向かった。

  スコップやスノーダンプは別の先生が車で運んだ。路線バスを利用したのも子どもたちの勉強の一つ。停留所で2日から始まるチャレンジショップ準備班の生徒たち8人とバスを待った。激しい雪が降る中、子どもたちは「来るかな。まだかな」と首を長くして待った。先生たちは元気づけようと「アッ。来た来た。キタジマ・サブロウ」とジョークを飛ばした。

  丸子町の佐藤さんは夫を亡くして一人暮らしとなって9年目。平屋建ての家の周りは屋根から下ろした雪で山となっていた。「養護学校の生徒さんたちが雪寄せに来てくれるそうで」と嬉しそうに玄関から出てきた。「雪寄せぐらいは自分でやれたのにこの年になったら重いものは持てなくて」とぼやいた。

  4人の生徒たちは佐藤さん宅につくと休むことなくスコップ、スノーダンプを手に玄関前とその周辺の雪寄せと雪運びを始めた。引率の先生2人、それに車で道具を運んだ女の先生も手伝った。隣近所の人たちが生徒たちの頑張りを感心しながら見守った。作業の合間も激しく雪が降ったが、佐藤さんも家に入らず子どもたちと先生たちの頑張りを祈るような顔で見守った。1時間ほどで作業が終わると、孫をいたわるような優しさで子どもたちにお礼を述べていた。子どもたちははにかみながらも感謝されたことに満足していた。

  高等部の生徒たちは除雪ボランティアのほかに大川西根保育園、それに特別養護老人ホーム「こもれびの杜」に雪像のプレゼントもする。そして明日2日から3日まではジョイフルシティ4階とよねや大曲店、大曲駅ふれ合い広場の3カ所でチャレンジショップを開いて販売体験もする。