生徒の個人情報流出

大曲中学校管理のパソコン

複数の報道機関へデーターを郵送(2月2日・水)

 大曲中学校(高橋俊一校長・生徒数835人)の現在の生徒と元生徒の個人情報がコピーされ、複数の報道機関に郵送されていることが分かった。1日、その一部が「宛先人不在」で差出人となっていた大曲中学校に送り返されたことから、不審に思った同校で開封して情報の流出が分かった。大曲署では学校で管理しているパソコンに外部の者が不正に侵入した可能性もあり、強い関心を持って情報収集に当たっている。

  同校から連絡を受けた大曲市教育委員会では報道機関に連絡して、郵送されているかどうかを確認すると同時に漏れた経緯を調査した。郵送された個人情報は古いもので1998年のものから2000年のもの、最近のものでは03年の生徒の情報もあった。

  流出した情報はいずれも昨年4月に更新される以前に職員室で使っていた3台のデスクトップ型パソコンに入っていたものだった。現在、使っているパソコンは情報を管理している専任の教師以外は開けないようになっているが、それ以前のものは外部からの不正侵入は可能だったという。

  同校に送り返された郵便物には、郵送した目的や理由などを書いたものはなかった。高橋校長は「流出したことは間違いなく、生徒に大変な迷惑をかけた」と困惑しながら「なぜ生徒の個人情報を報道機関に送らなければならないのか。その意図も分からないし、心当たりもない」と話す。

  同校では2日、教育課程公開研究会が開かれ、地域の教師70人と文部科学省の教育課程調査官、それに秋田大学の教授らも来ている。報道機関に郵送することで騒ぎとなるのを喜ぶ劇場型の心理なのか、「まるで公開研究会の日程に合わせたような行動だ」と不審がる。