美郷町合併記念式典

来賓、町民ら1000人参列

創造性あふれる町実現目指して祝う(2月14日・月)

  美郷町合併記念式典が13日、同町総合体育館「アスパル」で挙行された。同町は昨年11月1日、旧六郷町、旧千畑町、旧仙南村が合併して誕生した。平成の大合併では県内第一号だった。

  記念式典には横山忠弘総務省消防防災課広域応援対策官、寺田典城知事をはじめ衆参両院議員、県議、栗林次美大曲市長、五十嵐忠悦横手市長、仙北郡内の町村長ら来賓を合わせ町民ら約1000人が参列。国旗と町旗の入場で幕を切った。

  旧3町村のコーラスグループ66人の国歌斉唱の後、松田知己町長は「美郷町は昨年11月1日に産声を上げた。今、各地域がいち早く融和し、発展に向けて前進していくよう努力している。人口は約2万4000人。小規模かもしれないが、町民は違和感なく心の通える範囲の合併として美郷町への思いを共有しており、心のよりどころになるものと信じている。これまで培ってきた旧町村それぞれの町の伝統文化を尊重し、新町建設計画の基本理念である『協調し、高め合う町、個性を生かし、新しさと深さを求める町、自然とのつながりを大切にし、創造性あふれる町』の実現を期していかなければならない」と式辞を述べた。

  後松一成議長のあいさつの後、坂本茂弘旧六郷町長、藤嶋長右エ門旧千畑町長、松田知己旧仙南村長、佐々木順吉旧六郷町議会議長、後松一成旧千畑町議会議長、伊藤光明旧仙南村議会議長に総務大臣表彰が贈られた。また美郷町誕生に向けて努力した元合併協議会委員と元新町将来構想・建設計画審議会委員、元新町特別職報酬等審議委員の合わせて54人に感謝状が贈呈された。

  麻生太郎総務大臣代理あいさつの後、寺田知事は「美郷町は県内トップを切って合併を成就させ、その後の市町村合併のモデルケースとなった」と賛辞し「合併はただ行政を大きくし、コストを下げるだけでなくどういう夢を描けるかだと思う。これからの行政は地方分権で国も県も市町村も対等であり、主役である住民がどういう自治体をつくっていくか、自分たちの目に見える形で進めていかなければならない」と自治体の自立の必要性を訴えた。

  さらに町内3中学校の生徒を代表して寺山啓太君、齋藤志都さん、鈴木湧平君の3人が「若い人がたくさんいる元気な町にしてほしい」などそれぞれ期待の言葉を述べた。また町内7小学校の代表7人がタイムカプセルに作文や図画を入れて将来に望みを託した。タイムカプセルは学友館に保存され、10年後に開封される。町の木である「赤松」、町の花「ラベンダー」、町の鳥「雁(かり)」、町の魚「ハリザッコ(イバラトミヨ)」が映像で紹介された。

  最後に台湾瑞穂郷(みずほごう)との友好交流に関する協定を交わして閉会した。瑞穂郷は人口約1万5000人の町。台湾の水の郷として観光客で賑わっている。01年ワールドゲームのコーフボール競技が開催されたのを縁に旧六郷町と友好協定をしており、引き続き美郷町とも友好交流をすることになった。