冬期運行は大幅に増え、好評です(2月15日・火)
大曲市は60歳以上のお年寄りを対象に実施している「乗合タクシー」冬期試験運行の中間集計をこのほどまとめた。それによると1月4日から28日までの18日間で利用者は延べにして119人となった。利用しているお年寄りからは「夏はバイクを使えるが、冬場だとそれにも乗れない。医者に行きたくても普通のタクシーを使うと片道で3000円もかかるが、乗合タクシーなら往復で1000円で済み、本当に助かっている」と喜びの声が聞かれる。
乗合タクシーはバスの走ってない〃交通空白区域〃の住民の便を図りたいと生まれた。しかも、その区域に住んでいる高齢者の多くが市街地に足を運ぶ目的は〃通院〃であり、その足の確保を図りたいと実現した。昨年6月21日から7月16日までの平日20日間にわたって夏の試験運行を行い、冬は1月4日から3月4日まで実施する。
乗合タクシーが走るのは約8キロから8.5キロ。タクシー1台当たりの料金に換算すると2500円のコース。利用者の負担は1人500円(片道)。使用しているタクシーは4人乗り。タクシー会社にとって定員一杯乗っても2000円の収入しかならないが、差額の500円は市が負担する。1人しか乗らないと、市の負担は2000円となる。ただ、冬期に向けて新たに設けた松倉地区からはタクシー料金も3500円コースのため、住民1人当たり800円の負担を求めている。
利用するには地区公民館か市役所に事前登録が必要で、集計の結果、内小友地区の夏の登録者は109人だったが、冬は129人と増えた。一方、四ツ屋地区の夏の登録者は30人だったのが、冬になったら116人と一気に増えた。いずれも夏場は自転車かバイクで通えるが、冬は歩くかタクシーしかないとして乗合タクシーの利用登録をしたもの。
市では「夏の運行では行き先を『仙北組合総合病院まで』としたが、利用者から希望を取った結果、開業医を利用している人も多く、冬場は『市街地の医療機関まで』と変更したのが受けているようだ」と話す。ただ、評判がいい反面、乗合タクシーはコストを抑えるため乗り降りする所が限られているにも関わらず、最近は「自宅まで迎えに来てもらいたい」と普通のタクシー同様の予約電話を入れるケースも目立ち、市ではその周知に頭を痛めている。
市ではこの試験運行のため、今年度当初予算に205万2000円を計上。夏冬の試験運行のデーターをまとめ、合併後の新市「大仙市」になってからも地域限定で乗合タクシーは継続実施し、将来は大仙市全体へ拡大可能かも含めた材料としたいとしている。