学校の情報をどう守る

大曲市教委

学校情報管理検討委員会立ち上げる(2月15日・火)

  大曲市教育委員会では大曲中学校の生徒と元生徒の個人情報を管理しているパソコンから情報が一部流出した問題を重視し、15日、市内小中学校の情報教育担当者と校長会、教頭会代表による「学校情報管理検討委員会」を開いた。会議には市の地域情報室職員と市内3中学校と8小学校の情報教育担当者ら17人が出席、千田文和東大曲小学校長を委員長に話し合った。

  千田委員長は「パソコンの普及によるIT化で便利になったが、その便利さだけを求めてしまい情報管理の安全さへの配慮には欠けていたと反省している」と述べ、「教職員が安心して管理できるガイドラインを作る方向で話し合いたい」と提起した。

  そして毛利博信市教委学校教育課長が大曲中問題が発生した直後の2日に開いた緊急校長会で「学校情報のランクづけをし、ランクに応じた情報の保存・管理をする。また卒業生など過去のデータは削除するなどを確認した」と報告した。

  会議では「個人パソコンでは児童の名簿や住所録、成績、それに病歴や事故報告などの情報は入れないようにしている」「市役所から提供された公費パソコンと個人で使っているパソコンのソフトに違いがあって、公費パソコンは使いにくい」「職員室に外部とはつながらないサーバーを入れ、それに公費パソコンをつないでLANを作ってもらいたい」などの要望が出た。

  一方で「パソコンそのものが分からない。ネットワークと言われても根本的な所が分からないで取り組んでいる状態だ。かといって研修会を開いてもらってもパソコン用語での英語やカタカナ言葉を使われては研修にもついていけない」「子どもたちへの教育で手一杯であり、情報管理は専門的な人からやってもらうか、専門のアドバイザーを学校か市役所に置いてもらってアドバイスしてもらいたい」などIT社会がもたらした様々な混乱にどう対応したらいいのか現場の先生たちからは苦悩の声が多く出た。

  会議では県教育委員会や大曲市情報セキュリティポリシーなど教職員向けマニュアルを参考にしながら、学校の情報をどう安全に管理していくかガイドラインを作ることでまとまった。一方、市からの公費パソコンの学校への普及はまだ40%足らずであり、市教委では出来るだけ100%に達成するよう新年度予算に要求したいと答えていた。