大曲市民除雪会議

最大積雪深149センチ

除排雪、ほぼ満足?=苦情はなし(2月18日・金)

  大曲市は18日午前10時から市役所で「市民除雪会議」を開いて、除雪の在りようを話し合った。会議は除雪業者代表、消雪施設代表者、各地区の民生児童委員、交通指導隊代表、学校、商工代表など市民18人の委員で構成されている。栗林次美市長が就任した昨年冬から発足した。

  会議で栗林市長は「1月になってから大変な雪となり、昨年の市民除雪会議であった提言も参考に懸命な除雪作業にあたっている。しかし、市民の要望に応じきれず、除雪センターに苦情も寄せられている。早め早めに対応しているが、まだ問題点もあると思うのでご意見、提言をお願いしたい」とあいさつ。

  続いて消雪施設代表者会長の藤原初太郎さんを委員長に会議は始まった。最初に市が今年の降雪や除排雪状況などを説明。記録では「48豪雪」と言われた1972年(昭和48年)は11月18日に初雪が降り、翌73年(49年)2月2日には最大積雪深221センチを記録、累計降雪量は10メートルにも達した。降雪日数は110日だった。

  さらに83年(58年)にも豪雪となり、84年(59年)2月10日の最大積雪深は152センチ、累計降雪量は980センチを記録した。その後も85年(昭和60年)と98年(平成10年)に豪雪を迎え、それぞれ最大積雪深178センチ、170センチとなっている。

  今年は昨年11月29日に初雪を迎え、1月12日には45センチの降雪を記録。その後も雪は繰り返し降り続け、最大積雪深は2月15日149センチ(市除雪ステーション調査)を記録した。累計降雪量は510センチに達し、除雪車の出動は18日現在で38回となっている。

  また大雪となった1月12日から13日にかけて市職員による緊急除雪班も編成され、交差点での視界と横断歩道の確保が行われた。さらに緊急雇用対策事業として作業員10人を雇用、消雪施設での段差の解消や苦情処理の対応などに当たらせている。

  市では今年度の除雪対策費として2億3700万円を計上。その予算で新たに除雪ドーザ1台(約1100万円)とホイールバックホー(約932万円)を導入。さらに積雪10センチ以上になると午前1時、2時、3時、4時に自動で携帯電話などに除雪開始指令を出す「除雪自動通報システム」も導入した。しかし、連日の除雪と排雪で予算はほぼ底をついたという。このため新たに5200万円の除排雪対策費を補正する予定。

  会議では除排雪に例年以上に力を入れているせいか特別な苦情はなく、除雪業者からは「これまでは除雪車の出動が業者によってバラツキがあったが、自動通報システムの導入で一斉にスタートを切れるようになって除雪もスムーズになった」との報告があった。また市街地の委員からは「住宅地に雪捨て場を確保してもらい本当に助かった」と感謝の声もあった。同市では今年の雪対策として住宅地の民営地など119カ所を借り上げ、周辺住民の雪捨て場として提供している。

  市ではさらに初の試みとして「除排雪デー」を設け、モデル地区に選ばれた白金町・若竹町の住宅街で20日午前8時から視界不良な交差点や交通障害となっている幅員の狭い道路を中心に除排雪を行う。

  住民にはスコップとスノーダンプの持ち出しを呼びかけ、市からは大型ダンプ8台、4トンダンプ3台、それに大型ロータリー車1台、除雪ドーザ4台と土木課職員25人が出て除排雪を実施する。対象世帯は70ほどという。