秋田清酒のブランド酒
ファン130人が新酒の出来ばえ楽しむ(2月26日・土)
酒の小売店が自信を持って消費者に勧められるオリジナルの日本酒を持ちたいと、仙北町の秋田清酒株式会社(伊藤辰郎社長)に要望して醸造している純米酒「やまとしずく」の出来上がりを楽しもうと25日夜、大曲・仙北地区やまと会(秋元浩会長・神岡町)主催の「やまとしずくを味わう会」が、大曲市の総合宴会場「フォーシーズン」であった。約130人のファンが集い、やまとしずくを囲んで酒と料理とお喋りを楽しんだ。
やまとしずくは「飲んで酔えば良かった時代は終わり、味を楽しもう」と生まれた。このため秋田清酒では農家と一体となった低農薬の酒米作り、そして1500万年前の南外村の貝化石層から湧出する水を仕込み水とし、手間も時間も惜しまない長期低温発酵という秋田の酒造り伝統を守って「やまとしずく」を生み出し、熊本県から北海道までの会員店69店だけに卸している。
やまとしずくの名は出羽鶴酒造(南外村)の販売元となっている秋田清酒の伊藤家が江戸時代後期、山の藤左エ衛門と称され「やまと酒造」として酒造りをはじめたことに由来する。
2000年5月には「やまとしずく純米大吟醸」と「やまとしずく山廃純米酒」が、ベルギーのブリュッセルで行われた「第38回モンドセレクション」でそれぞれ金賞と銀賞を受賞し、世界の味として認められた。
秋元会長は「やまとしずくは地元の米と秋田の良さ、南外の良さを伝えたいと造った。古いものと新しいものとが交錯し、価値観の違いがぶつかり合う時代だが、やまとしずくは新しい時代に適合させたいという願いも込めている。そうした思いで酒と料理とお喋りを楽しんでもらいたい」と呼びかけた。続いて秋田清酒の伊藤洋平専務が「やまとしずくも誕生して10年目を迎えた。新たな10年目指して頑張りたい」と訴えた。
集まったファンはテーブルに出されたやまとしずく大吟醸生原酒で乾杯し、次々と運ばれて来る「純米大吟醸酒」「純米吟醸酒」「山廃純米酒」を口にしては「うーん。これはいける」と笑顔をこぼし、豪快に味わっていた。女性ファンも多く見られ、会場は終始、華やいだ空気に包まれた。
やまとしずく大曲仙北加盟店は次の通り。
▽小山酒店(花館)▽きしため酒店(上大町)▽斎藤酒米店(若竹町)▽大枡商店(栄町)▽高忠酒店(丸の内町)▽田中酒店(福見町)▽中野谷酒店(大町)▽もりかわ(角間川町)▽須藤酒店(日の出町)▽田口酒店(通町)▽アキモト酒店(神岡町神宮寺)▽杉沢酒店(同)▽小野喜酒店(西仙北町土川)▽平澤酒店(西仙北町刈和野)▽高良酒店(美郷町米町)▽藤本商店(太田町三本扇)▽五十嵐支店(田沢湖町生保内)▽桜田酒店(角館町西勝楽町)▽地酒のふじた(角館町岩瀬)