田沢湖、西木の首長へ申し入れ
議会全員協議会、過半数が離脱を支持(1月12日・水)
角館町議会は11日開いた全員協議会で、太田芳文町長がさる7日の同町議会市町村合併特別委員会で田沢湖町と西木村との合併協議会から〃離脱〃を表明したことに関する対応を協議した結果、出席議員の過半数が離脱を支持。太田町長はこれを受けて12日、田沢湖町の佐藤清雄町長と西木村の田代千代志村長を訪れ、離脱を申し入れた。これによって3月28日を合併期日に「仙北市」誕生を目指した合併協の動きはストップし、年度内の合併は不可能となった。
この日の全員協では出席した18人(2人欠席)全員から意見を聴いた。その結果、離脱を支持したのは10人、3町村合併の枠組みの維持を主張したのは7人で、態度を保留したのは1人だけだった。
太田町長は全員協終了後、「議会の理解は得られた」とし、17日から今月いっぱいかけて「住民説明会を開き、町民にも理解を求めたい」と述べた。説明会で自分の考えと住民の意思が掛け離れていると判断した場合、辞職して選挙で信を問う決意も示した。
離脱に至った理由については「合併で北東北の観光拠点を目指したが、地域の対立で議論が深まらず、まちづくりの方向性の違いもあって、このままでは関係町村にも迷惑をかけ、当町にとっても望ましくない」と述べた。また先月24日の協議会で、本庁舎の位置を決める際の投票でも委員28人のうち田沢湖町20票、角館町8票となったのも「西木と田沢湖が組み、2対1の構図となって信頼関係が崩れた」と説明した。
田沢湖・角館・西木合併協議会は12日に臨時協議会を開く予定だったが、これを延期し、17日午後1時半から角館町広域交流センターで開くことにした。そして協議会としても角館町からの離脱申し入れの考えを聴いて、結論を出す。
これによって3月28日を合併期日に「仙北市」誕生を目指した同協議会の計画は不可能となった。ただ3月末までに3町村が再び合併に向けて議決し、県に申請すれば06年3月末までなら同じ条件で合併特例債の適用は受けられる。