大曲市民会館陰の主役

吊り物ワイヤーロープ初交換へ

緞帳、反射板などを吊り下げ舞台を演出(1月20日・木)

 
天井を無数に走っているワイヤーロープ。
重いワイヤーをトラックから運ぶ作業員。

  大曲市民会館と中央公民館の舞台吊り物ワイヤーロープの交換工事が20日から始まった。ワイヤーロープは舞台の緞帳や松羽目、音響反射板、袖幕などを天井から吊り下げ、それをモーターで上下させるためのもの。安全上からほぼ10年を目安に交換が必要とされている。

  市民会館は1994年6月のオープンで、ワイヤーロープの交換は今回が初めて。中央公民館は82年2月の竣工で今回で3度目の交換となる。市民会館のホールは車いす6席を含め1004席で、当時約35億円をかけて建設した。中央公民館は482席で、総工費は7億7100万円だった。

  緞帳や袖幕、松羽目などワイヤーロープで吊り下げられているいわゆる吊り物は芝居やショーに欠かせない重要な役目を持っている。それに音響反射板も演奏会には必需品。それらを上下させるワイヤーロープはいわば舞台裏を陰で支える見えない主役を演じているようなもの。

  市民会館の舞台は間口18メートル、高さ8メートル、奥行き14メートルある。その舞台を飾る緞帳は京都・西陣織の豪華絢爛な「大曲の花火」。間口・高さとも舞台と同じ大きさで、重さは1トン以上もある。それを折り畳まずにワイヤーロープで吊り上げて高さ約20メートルの天井に格納している。

  4階建てとなっている舞台の天井にはその緞帳を上下させたり、袖幕、反射板を吊っているワイヤーロープが無数に走っている。それを舞台の内容に応じてコンピューター管理のモーターで上下させ、演出させている。

  ワイヤーロープの交換は舞台専門業者の三精輸送株式会社仙台営業所が請け負った。市民会館は1300万円、中央公民館は315万円の工事費。20日は大型トラックで運ばれたワイヤーを作業員が次々と会館に運び込む作業に追われた。この工事のため市民会館のホールは2月10日まで、中央公民館は2月1日から13日までホールの使用はできない。