美郷町職員労組
一人暮らし老人宅などで雪下ろしボランティア(1月20日・木)
美郷町職員労働組合(高橋一久委員長・組合員270人)では20日、町内の一人暮らし老人宅や高齢者世帯の雪下ろしをボランティアで行った。県南は先週の7日から12日にかけて大雪となり、平野部でも積雪は1メートルを超えた。屋根にはこの大雪でうずたかく雪が積もり、今も各地で雪下ろし作業が行われている。
しかし、一人暮らしや高齢者だけで暮らしている世帯は雪下ろしも体力的に無理な上、業者に依頼したくても経済的な負担が大きいと我慢する人が多い。
美郷町は11月1日に旧千畑町、旧六郷町、旧仙南村が合併して誕生した。その中で旧仙南村では前から役場職員が、村内の一人暮らしや高齢者世帯を対象にボランティアで屋根の雪下ろしをしてきた経緯がある。合併と同時に労組も一つになったが、かつての仙南村職員の〃親切さ〃は引き継ごうと組合員に参加を呼びかけた。
一方、町社会福祉協議会では町内のお年寄り世帯を対象に雪下ろしを希望する家を調べた。その結果、六郷地区で18世帯、千畑地区5世帯、仙南地区3世帯の合わせて26世帯から希望があった。募集した雪下ろしボランティアには女性3人を含む33人から応募があった。ボランティアに支給されるのは弁当と万が一の場合に備えた保険だけ。
しかし、雪下ろしを希望したお年寄り世帯もその後、屋根の雪の心配がなくなったなどで最終的に残ったのは六郷地区の8軒だけだった。33人は午前と午後の部に分かれ、その8軒の家へグループを組んで訪問した。六郷地区は商店街だけに下ろした雪をそのままにしておく場所がなく、トラックで運ばなければならない住宅もあった。
このため町役場からトラックを借りての雪下ろしだった。こんもり積もった屋根の雪に不安を抱えながら生活していたお年寄りたちは、町役場から若手の職員がスコップを手に駆けつけ、「おばあさんもう心配ないよ」と声をかけながら雪下ろし作業にかかると「助かりました。本当にありがとう」と祈るような目でお礼を述べていた。