大曲図書館児童室

改修工事へ=親子でくつろげるコーナーも

エレベーターも設置、市民サロン・展示資料室も(1月21日・金)

  展示コーナーへ移動した児童室大曲市立大曲図書館の児童室改修工事が26日から始まるため、児童コーナーが21日から展示コーナーへと移動した。また展示コーナーにあったインターネット端末コーナーと視聴コーナーは2階休憩コーナーへと移動した。

  今回の改修工事は児童室での親子の利用や児童向け蔵書の増加に伴い、書架スペースが狭隘になったことから、現在、使われてない移動図書館車(BM)の車庫37平方メートルを改造し、幼児・児童の読書、学習スペースとすることにしたもの。BMは1999年3月で役目を果たしたとして廃止している。

  これに伴いBM用書庫22平方メートルも改造し、仮称・市民サロン兼展示資料室とすることにした。併せて書籍運搬専用のエレベーターも改造、高齢者と体の不自由な人が使えるようにと新たにエレベーターも設置する。

  同館によると児童・生徒の図書館の利用は図書の貸し出しで前年度に比較して7.8%増(289人)の3988人で、図書利用冊数は2358冊、30.6%増加の1万73冊と急激に増えている。児童図書の貸し出し冊数も前年度に比べ3280冊増加したという。また親子で訪れ、読書・学習コーナーで一緒に読書しながら本に親しんでいる傾向も多いという。

  このため使われていないBM車庫を児童コーナーへと改造し、有効活用を図ろうとなった。コーナーには8畳の和室も設け、親子がくつろげる場にしたいとしている。またBM用書庫だった部屋は仮称・市民サロン兼展示資料室とし、元大曲町長の田口松圃(故人)や江戸時代の儒学者・落合東堤(角間川町出身)、東京の都新聞記者として活躍、1912年(大正元年)、乃木大将自刃のニュースをスクープして名を馳せた赤川菊村(藤木出身)ら郷土の先覚者の資料を展示したいとしている。

  改修費は備品も含め約2300万円。12月定例議会で補正予算が通過した。工事は3月中旬までの予定。同館では「工事期間中、児童コーナーは狭苦しく、工事の騒音もあって迷惑をかけるが我慢してほしい」と協力を求めている。