大曲市生活技術開発展始まる
漬物の味はプロの研究員、バイヤーも高く評価(1月21日・金)
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農家の主婦たちが創意工夫を凝らした作品を競う「第35回大曲市生活技術開発展」が21日からタカヤナギイーストモールで始まった。第1部の「米料理・米加工品」には28点、第2部の「農産物加工品・漬物」には61点、第3部の「更生創作・民芸工芸品」には18点の応募があった。第2部の農産物加工品・漬物は昨年夏の天候不順と台風で野菜が被害を受け、その影響が全体の出品数にも及び、昨年に比べ40点ほど少なかった。それでも漬物の部では審査員も「大曲市の人たちは漬物となるとうまい」と舌を巻いた。
米料理・米加工品はいかにお米の消費を高めようかと工夫が凝らされている作品が多かった。「あきたこまち」や米粉を使ってドーナツやライスボール、ケーキ、まんじゅうにするなど農家の主婦たちが作る楽しみを味わい、食べてもらう楽しみを味わいたいとする愛情がこもっていた。中にはかき混ぜすし飯作って「花火ちらしドーン(丼)」と花火の大曲らしい名前を付けた丼ものもあってほほえみを誘っていた。
農産物加工品・漬物の部では大根の柿漬、からし茄子(なす)、ニンニク漬、いぶり大根漬、大根の生漬、タカナ漬など多才な種類の漬物が出た。
更生創作民芸工芸品は毛糸で編んだベストやかすりの着物を縫い直してちょっとおしゃれなデザインの「前掛け」にしたり、スカートの布を使って帽子にするなど遊び心とアイディアを楽しみながら作った品が見られた。
審査は米消費拡大連絡協議会推進員やJA秋田おばこ職員、市産業環境部長ら11人によって行われた。中でも農産加工品・漬物は県総合食品研究所の菅原久春研究員とタカヤナギ日配課バイヤーの及川博さんがプロの目から審査した。菅原さんは「昨年は異常気象で野菜がだめだったのにいい味の漬物を出している。特にいぶりがっこは燻(いぶ)りの風味が出ているし、たくあんでもなら漬け、味噌漬けでもこだわりの味だった。ただこだわり過ぎて甘さが出たものあった。もっと自然体で作ってもいいのでは」と評していた。
タカヤナギの及川さんは「イーストモールの店内に大曲の漬物のコーナーを設けて販売しているが、今回の作品の中からもぜひうちの店で販売したい漬物が豊富にあった」と漬物技術の高さを褒めていた。
審査を終え、一般公開が始まると買い物客が次々と見学に訪れ、どんな材料を使ったのかなど吟味しながら農家の主婦たちの創意工夫の作品を丁寧に見ていた。展示会は23日までで、明日からは農産加工品の即売会も行う。
成績は次の通り。
◇最優秀賞▽第1部=「まめDEこまち」児玉多津子(四ツ屋)▽第2部=「野菜のきんつば」古屋マサ子(内小友)、「いぶり大根」佐々木栄子(同)▽第3部=「前掛け」高嶋富子(内小友)
◇優秀賞▽第1部=讃岐洋子(内小友)、伊藤光子(藤木)、高橋ミヤ(同)、佐々木ハツヱ(四ツ屋)、佐々木信子(角間川)▽第2部=古谷恭子(角間川)、古谷ヤエ(同)、石橋まゆみ(四ツ屋)、佐々木アイ子(内小友)、古屋マサ子(同)、島森昌子(角間川)、佐藤シヅヱ(内小友)、讃岐洋子(同)▽第3部=中野悦子(藤木)、佐々木イマ子(大川西根)、佐藤イヱ(四ツ屋)
◇優良賞▽第1部=石川イチ(大曲)、大和田敬子(内小友)、大友澄子(大川西根)、中野悦子(藤木)、佐藤則子(四ツ屋)▽第2部=島森昌子(角間川)、青柳稲子(内小友)、佐藤啓子(同)、鈴木佳良子(四ツ屋)、鈴木サツ(大川西根)、佐々木イマ子(同)、大友澄子(同)、大和田敬子(内小友)▽第3部=高橋房子(花館)、佐藤昌子(同)、木村智恵子(藤木)