グループホームへの火災報知機を
角館消防署の清水川さんが最優秀賞に(1月29日・土)
大曲仙北広域消防署員の意見発表会兼秋田県大会出場者選考会が28日、大曲市の中央公民館でひらかれた。消防士という仕事を通して体験し、感じたことから防火や防災、人命救助などに関する意見や考えを述べ、職業意識を高めようと開いているもの。
発表会には大曲消防署、角館消防署管内での予選で選ばれた6人が出場、与えられた5分以内に「消防防災」をテーマにそれぞれの意見発表をした。会場には応援の消防署員や関係者ら、それに大曲高校と大曲農業高校の生徒50人も聴講に訪れ、熱心に耳を傾けていた。
6人は「太鼓の響きがつなぐもの」「失敗だらけの防災訓練」などのテーマでメリハリのハッキリした声で堂々と意見発表。消防士となって2年から3年の若手だけに新鮮な感覚は聞き手の感動を呼んでいた。
発表内容、意見性、発表力から審査の結果、角館消防署の清水川良弘消防士の「転ばぬ先の強い杖」が最優秀賞に輝き、東分署・佐藤弘尚消防副士長の「ふたりの一歩…」が優秀賞を獲得した。
清水川さんの意見発表は介護保険制度が施行されてから急増してきた民間介護事業者によるグループホームにスポットを当て、高齢者が共同生活している施設だけにいざと言う時に備え、「家庭用火災報知機」の設置の義務づけと施設の周辺に住んでいる住民に「もしも」の時に備えた消火・避難体制の協力を求め「自分たちの地域は自分たちで守る」という自主防災を呼びかけたもので、消防人らしい問題提起だとして高く評価された。
また佐藤さんの意見は消防団の消防訓練大会を通した消防署員と団員との友情を語り、心と心の温かい交流が共感を呼んだ。最優秀賞に輝いた清水川さんは2月18日に秋田市の文化会館で開かれる全県大会に出場する。