大曲図書館協議会

合併で登録者が増加

図書購入費減に憂慮の声も(7月4日・月)

  大仙市大曲図書館の図書館協議会がこのほど開かれ、図書館の運営について意見交換した。協議会の委員は民間各界の代表11人で構成され、任期は2年。11人のうち8人が新任となった。

  有明孝館長は「居心地のいいホッとする図書館、知的好奇心を満足させ、常に新しい発見につながる図書館であるよう努力したい」とあいさつし、生きがいや心の豊かさを支援できる「生涯学習における身近な学習実践の場」として資料の整備充実や利用促進に務めたいと運営方針を述べた。また、高齢者、障害者などを対象とした図書の宅配体制の確立にも努めたいとの報告があった。

  続いて図書館側から04年度の利用状況の報告があった。それによると同館の蔵書数は9万4077冊で、昨年に比べ約8000冊減となった。これは古くなった本を他の社会施設で再利用するため処分したためという。

  04年度の登録者数は1万2345人で、前年度より999人増えた。一方、市町村合併で今年度に入ってからは旧町村からの登録者が大幅に伸びているという。

  開館日数も326日で前年に比べ28日間増えた。これは昨年1月から土日開館に踏み切ったため。そして昨年4月からは開館時間も午後7時までと延長した。こうしたサービス向上のせいか、本の貸出利用者は3万3554人で、前年度より3775人の増となった。また本の貸出冊数も9万4904冊で、前年度に比べ1万1534冊増えた。レファレンスルームの利用者も177人増の1172人だった。

  貸し出した本の中で最も多いのは文学で約40%を占め、次いで児童図書の約24%、雑誌の約6%、そして社会科学約5%、技術系約5%だった。

  一方、インターネット利用者は5401人で、こちらも活発な利用状況となっている。利用者が最も多いのは10代で49%を占め、次いで20代が28%だった。50代から70代以上となると2%から1%と少ないが、それでもパソコンに触れてみようとするお年寄りが見られるようになったと図書館。

  同館では05年度事業で館内を一部改修し、ちびっこルームや市民サロン・展示室を設けたほか高齢者や身障者向けにエレベーターも設置、さらにトイレの段差も無くした。

  意見交換ではトイレの段差解消などは良かったと喜ばれたが、図書購入費が前年度に比べ93万円減の527万円となったことを憂慮する声があった。またレファレンスルームも午後7時まで開けないかとの要望やちびっこルームのジュータン部分の書架を移動してもっと広く使えるようにすべきでないかなどの意見もあった。