おめでとう満100歳

大仙市長野のキヱノさん

栗林市長が長寿祝い金を贈呈(7月27日・水)

  大仙市長野字九日町18、佐々木キヱノさんは27日で満100歳の誕生日を迎え、栗林次美市長から長寿祝い金50万円が贈られた。また県仙北地域振興局からも福祉環境部職員が寺田典城知事代理で駆けつけ、記念品の「置き時計」と家族への賞詞を贈った。

  午前10時、栗林市長がお祝いに駆けつけるとキヱノさんは家族に支えられて客間へ。栗林市長が歩み寄って「おばあさん。100歳の誕生日おめでとう。孫からひ孫さんまでいっぱいいるべからどうぞこれを遣って下さい」と祝い金を手渡した。キヱノさんは感激して「ありがとう」と言いながら涙声だった。

  キヱノさんは明治38年(1905年)7月27日、長野字六日町に生まれた。18歳ごろに佐々木家へ嫁いで、6人の子どもに恵まれ、農業を営んで生活してきた。現在は孫の佐々木茂さん(49)、二三子さん(44)夫妻とひ孫1人、それにキヱノさんの子の妻だったヨシさん(75)の5人暮らし。

  足腰は弱ったが、この8年間はカゼを引いたことも薬を飲んだこともなく、全くの医者知らず。日中は自分の部屋で横になって過ごし、食事もその部屋で食べている。食べ物に好き嫌いはなく、柔らかいものをユックリと時間をかけて食べ、トイレも自分で歩いて行っている。風呂にも自分で入るが、浴槽への出入りや体を洗う時は手伝ってもらう時も。

  お菓子が大好きで毎日、決まった量を一日かけて食べている。栗林市長が「おばあちゃん。お菓子が好きだそうですね」と言うと「毎日、食べさせてもらっている」と家族に感謝した。

  会社勤めをしている孫の茂さんは「とにかく食べたいものを食べてもらって、ノンビリと過ごしてもらえるようにしてます」と刺しゅうで編んだ黒いカーデガンを羽織り、ブラウスにズボン姿のキヱノさんを見守った。

  県からの賞詞はキヱノさんの子の妻だったヨシさんに贈られた。「100歳を迎えられたのは家族のお年寄りを敬い、健康で明るい生活に努めたたまもの」と読み上げられるとヨシさんは両手でその賞詞を大事そうに受け取っていた。